2007 Fiscal Year Annual Research Report
東アジアにおける近代法形成と法の回廊に関する実証的研究
Project/Area Number |
16203001
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
浅古 弘 Waseda University, 大学院・法務研究科, 教授 (90247198)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
浦川 道太郎 早稲田大学, 大学院・法務研究科, 教授 (90063792)
加藤 哲夫 早稲田大学, 大学院・法務研究科, 教授 (90063809)
田山 輝明 早稲田大学, 大学院・法務研究科, 教授 (30063762)
岡本 真希子 早稲田大学, 東アジア法研究所, 客員講師(非常勤扱い) (30298111)
小澤 隆司 札幌学院大学, 法学部, 教授 (10347734)
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Keywords | 岡松参太郎 / 台湾 / 満洲 / 千種達夫 / 植民地 / 裁判記録 / 刑事判決原本 |
Research Abstract |
「岡松文書研究班」・「千種文書研究班」・「裁判記録研究班」の3つのグループを組識して、東アジアの諸国・地域の近代法形成過程を知るための一等資料である早稲田大学図書館が所蔵する「岡松家旧蔵文書資料」・「千種達夫文書資料」及び台湾法務部司法官訓練所が保管する「刑事裁判記録」を、研究者の共有の研究資料として学界に提供するため、公開利用に向けて、各班において、次のような基礎的研究・作業を行った。 (1)「岡松文書研究班」:早稲田大学図書館が所蔵する「岡松家旧蔵文書資料」の公開に向けて、撮影済みマイクロフィルムと「目録」(8584件)の照合・点検を行い、刊行用目録原稿を作成した。この目録は、雄松堂から出版されるマイクロフィルムの目録として公開される。 (2)「千種文書研究班」:早稲田大学図書館に寄贈された「千種達夫文書資料」の仮目録に採録した1,271件の確認作業をすべて終了し、個人情報に関する点検を行った。 (3)「裁判記録班」:台湾法務部司法官訓練所が保管する日本統治時代の刑事裁判記録の台湾大學から提供された画像データをもとに目録作成を行った。原本確認のために現地調査(平成20年2月)を行い、判決原本など39冊5,009件を目録に採録した。前年度までの作業分を合わせると、192冊19,558件を目録に採録したことになる。 (4)これらの目録は成果報告書に掲載され公開される。 (5)近年、東アジアの各国では新たな法学教育の展開をめぐって、相互に活発な意見の交換が為されてきた。法形成における法の回廊を実証的に研究する素材として、東アジアの各国に対して積極的にこの問題について発言し、シンポジウム等に参加した。
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Research Products
(6 results)