2005 Fiscal Year Annual Research Report
アジアにおける共通市場の形成に伴う地域間リスク管理のための総合的経済政策
Project/Area Number |
16203019
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
多和田 眞 名古屋大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (10137028)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松本 昭夫 中央大学, 経済学部, 教授 (50149473)
酒井 泰弘 滋賀大学, 経済学部, 教授 (40093760)
下村 和雄 神戸大学, 経済経営研究所, 教授 (60116217)
氷鉋 揚四郎 筑波大学, 大学院・生命環境科学研究所, 教授 (90189762)
大川 昌幸 立命館大学, 経済学部, 教授 (50291761)
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Keywords | 自由貿易協定 / リスク管理 / 東アジア経済 / ゲームの理論 / 国際貿易理論 |
Research Abstract |
本研究課題は貿易研究グループ、リスク研究グループ、アジア研究グループの3つの側面から分析を進めている。昨年度は各研究グループがそれぞれの立場から本研究課題に取り組んだが、本年度はこれら相互の交流をはかる目的で、7月に開催された日本地域学会主催の国際会議Pacific Regional Science Conferenceへの共催を行いこの会議に積極的な参加を行った。また10月と12月に全体会議を開催して、グループ間の研究状況の報告と相互調整をはかった。 各研究分担者は研究成果をかなり挙げつつあり、成果報告のための国際会議への積極的な参加を本年度は行ってきた。また国際的専門誌への投稿も積極的に行い、かなりの論文数が受理されて、掲載予定となっている(論文業績の成果を参照のこと)。 貿易研究グループは国際間要素移動や自由貿易協定の問題およびゲーム論的な接近による戦略的政策の研究を引き続いて考察してきた。また、リスク研究グループは環境問題に伴うリスク管理とリスク対応や経済外部性の問題について取り組んできた。アジア研究グループは東アジアにおける環境汚染問題とリスク管理・対応の問題やアジア共通市場の強化・促進のためアジア共同体構築の可能性とその内容についての研究を行ってきた。今後は、貿易研究ではアジアの現状に照らし合わせて、経済格差のある国同士の貿易について焦点を充てていく予定である。またリスク研究では社会・経済に加えて、文化・倫理を含めて多元的な観点からリスクのガバナンスの構造について考察を進める予定である。アジア研究においては、アジアの中でも特に、東アジア共同体の構築について、グローバル化に伴うリスク管理という観点から更に考察を進めていく予定である。
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Research Products
(29 results)