2006 Fiscal Year Annual Research Report
持続可能なコンパクトシティの創成と農村との循環型環境共生政策システムの解明
Project/Area Number |
16203021
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
三橋 博巳 日本大学, 理工学部, 教授 (50059862)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
廣野 桂子 日本大学, 大学院・グローバルビジネス研究科, 助教授 (60238417)
丸尾 直美 尚美学園大学, 総合政策学部, 教授 (30055107)
氷鉋 揚四郎 筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 教授 (90189762)
田中 正秀 筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 助教授 (00350744)
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Keywords | 都市 / コンパクトシティ / 農村 / 環境共生 / 環境負荷 / 都市廃棄物 / ライフサイクル / 環境政策 |
Research Abstract |
本年度は、持続可能なコンパクトシティの創成と農村との連携による環境負荷軽減を目指した循環型環境共生の在り方と解明及び実現方策に関する制度設計に関するモデルの提案・政策提言のため、(1)持続可能なコンパクトシティ創成、(2)環境負荷軽減を目指したコンパクトな循環型環境共生都市の在り方、(3)都市と農村の循環型環境共生システムの3つのテーマに関して、文献整理、現地調査、資料収集、ヒアリング調査、データベースの分類・整理・分析を行った。 (1)持続可能なコンパクトシティ創成 コンパクトな都市の実現方策に関する調査・分析のため、スウェーデンにおける環境共生都市の現地調査、資料収集、ヒアリング調査を行った。また、都市のコンパクト化に資するデータの収集のため、離島の社会的モデルを対象とした調査を行った。併せて、住宅政策、経済政策、法制度などの調査を行い、経済的・社会的制度に関する資料収集、データ整理を実施し、ハードとソフト両面から検討した。 (2)環境負荷軽減を目指したコンパクトな循環型環境共生都市の在り方 環境循環型都市モデルの実現のために、都市廃棄物保有エネルギーを有効活用することで省エネルギー、省資源化、環境負荷軽減を目指した都市環境管理システムのモデルを構築し、モデルのライフサイクル評価、環境負荷軽減効果の検討から、その実現可能性について調査分析を実施した。 (3)都市と農村の循環型環境共生システム 都市と農村の相互依存関係、資源配分、環境負荷配分等に関する連携政策を比較検討し、循環型都市-農村連携モデルを設計するため、ヨーロッパやアジアの開発プロジェクトにおける都市と農村の共生関係の現地調査・情報収集を行い、関連自治体等にヒアンリグ調査を行った。 以上より、ヨーロッパやアジアにおける循環型環境共生都市の実態を把握し、循環型環境共生都市モデルの提案及び政策提言に向け、その構築と実現可能性に関する知見を得た。
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Research Products
(29 results)