2004 Fiscal Year Annual Research Report
職業と家族とパーソナリティについての同一パネル長期追跡調査
Project/Area Number |
16203031
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
吉川 徹 大阪大学, 人間科学研究科, 助教授 (90263194)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
直井 優 大阪大学, 人間科学研究科, 教授 (70011335)
直井 道子 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (10073024)
ノース スコット 大阪大学, 人間科学研究科, 助教授 (20379225)
川端 亮 大阪大学, 人間科学研究科, 教授 (00214677)
太郎丸 博 大阪大学, 人間科学研究科, 助教授 (60273570)
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Keywords | 『職業と人間』調査 / パネル型社会調査 / ライフコース / 家族 / エイジング / 国際比較 / 階級・階層 / 自己指令性 |
Research Abstract |
本調査研究は1970〜80年代に日本で行われた『職業と人間』調査の対象家族を追跡するパネル型社会調査であり、20世紀の社会のなりたちとして、ひとつの根幹を成してきた産業社会の構造と文化変容の関連を明らかにすることを目的とする。現代人のライフコースは、様々な生活環境に影響を受けながら、社会的出自から学齢期、就業期、老後へと変容していくが、本調査によって、時系列上の多時点における一定数の同一個人の意識を事後回顧ではなく、直接面接調査にて把握し、その変容を分析することによって、多面的生活構造を実証的に把握することを可能になる。これによって、推測を排除した実証的な現代の日本人の家族、職業、社会的態度、ライフコース、エイジングなどの全体像を明らかにすることができるのである。 本年度は、日本での実査を行うための準備を行っている。第一には、本調査研究全体の理解をより深めるために、アメリカ、ポーランド、ウクライナでの国際比較調査を含む、約40年間にわたる一連の『職業と人間』調査の歴史とその成果についてまとめている。その結果は、年報『人間科学』(2005年発行予定)に、2本の論文として掲載される予定である。第二には、アメリカで1990年代に実施されたパネル型社会調査を参考としつつ、さらに日本独自の要因を加味した調査票を作成するために検討を重ねている。そのため、2004年11月に、アメリカでの実査の中心人物であり、前回日本で行った調査の協力者であるC.Scbooler氏を招聘し、パネル型社会調査に関する示唆を受けた。第三には、前回の調査対象者の所在を確認し、最終的な調査対象者の確定を行っている。調査対象者数は2005年4月に確定する予定である。
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Research Products
(3 results)