2005 Fiscal Year Annual Research Report
職業と家族とパーソナリティについての同一パネル長期追跡調査
Project/Area Number |
16203031
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
吉川 徹 大阪大学, 人間科学研究科, 助教授 (90263194)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
直井 優 大阪大学, コミュニケーションデザイン・センター, 教授 (70011335)
直井 道子 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (10073024)
ノース スコット 大阪大学, 人間科学研究科, 助教授 (20379225)
川端 亮 大阪大学, 人間科学研究科, 教授 (00214677)
太郎丸 博 大阪大学, 人間科学研究科, 助教授 (60273570)
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Keywords | 『職業と人間』調査 / パネル型社会調査 / ライフコース / 家族 / エイジング / 国際比較 / 階級・階層 / 自己指令性 |
Research Abstract |
本年度は、実査のためのさまざまな最終準備をおこなった。国際的な広がりをもつ『職業と人間』調査の研究レビューにとどまらず、家族関係やライフコース、エイジング、高齢者就業、パネルデータの分析法など、関連するより広い範囲の先行研究を踏まえつつ、具体的な調査項目の設計に取り組んだ。 調査項目の設計にあたっては、関連する研究分野の専門家と連絡をとり、議論を重ねたうえで調査項目の内容に反映させるようにした。7月には、家計経済研究所の村上あかね氏と名古屋市立大学の安藤究氏を招き、それぞれからパネル調査の分析方法とライフコース論のレクチャーを受け、調査設計についての助言を受けた。 また8月には、国際比較データの資料収集のため、アメリカ国立衛生研究所(NIH)を訪ねた。そこでは、アメリカにおける『職業と人間』調査の中心人物であり、前回の日本調査の協力者でもあるCarmi Schooler氏から、アメリカ調査のデータ設計にかんするレクチャーを受けた。日本側からは、これから行われる調査の詳しい説明(調査設計・サンプル追跡状況など)をおこなった。そのうえで、調査のより具体的な方向性について助言を受けた。以上の様々な方面からの助言をもとに、調査票の作成を完了させた。 平成16年度から行っている調査対象者の所在の確認作業も継続された。追跡調査の結果、所在が明らかになった対象者にたいしては、調査の協力を郵送で依頼した。その結果、計量分析に耐えうるだけの対象サンプルを確保できることが明らかになった。 以上の準備段階を経て、12月〜2月に面接調査を実施した。
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Research Products
(1 results)