2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16204001
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
中村 郁 Hokkaido University, 大学院・理学研究院, 教授 (50022687)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉岡 康太 神戸大学, 理学部, 教授 (40274047)
金銅 誠之 名古屋大学, 多元数理科学研究科, 教授 (50186847)
翁 林 九州大学, 大学院・数理学研究科, 准教授 (60304002)
加藤 文元 京都大学, 大学院・理学研究科, 准教授 (50294880)
松本 圭司 北海道大学, 大学院・理学研究院, 准教授 (30229546)
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Keywords | マッカイ対応 / モジュライ / コンパクト化 / リジッド幾何学 / p進幾何学 / Mumford射影平面 / K3曲面 / L関数 |
Research Abstract |
(1)中村 郁は,2次元マッカイ対応について研究した.表現の普遍加群$V$および$V^+$が単純な分解を持つことを証明した.この結果,マッカイ対応は,軌道のモジュライ空間の観点からも,完全に既約表現の同値類と拡大ディンキン図形の対応を与える,論文は印刷中. (2)Weng, Linはガロア群が非可換の場合には,Mumfordの安定性とSeshadri-Narashimanのユニタリ束の理論の類似が,類体論のモデルを与えるという(自ら提唱する)指導原理にしたがって,非可換L関数の理論を構築した.また,アデール群に関する裁断した基本領域の体積を求めた. (3)加藤文元は,p-進幾何学やリジッド幾何学について,藤原一宏とともに基本的な理論を構築しつつある.Mumford擬射影平面やそのほかの擬射影平面が,志村曲面であることを示した. (4)金銅誠之は,射影直線の順序付き8点のモジュライの5次元複素超球での一意化をK3曲面の周期理論を用いて構成し,さらにモジュライの埋め込みをBorcherdsの保型形式を用いて記述した. (5)松本圭司は実解析的テータ関数を用いて,あるリンクのS3の補集合のユークリッド空間への埋め込みを,具体的精密に与えた.(6)吉岡康太はベクトル束の研究を行い,インスタントンの個数の公式を与えた.
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Research Products
(26 results)