2004 Fiscal Year Annual Research Report
地球規模観測研究のローカル情報へのダウンスケーリングに関する研究
Project/Area Number |
16206050
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Research Institution | University of Yamanashi |
Principal Investigator |
竹内 邦良 山梨大学, 大学院・医学工学総合研究部, 教授 (50016672)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
立川 康人 京都大学, 防災研究所, 助教授 (40227088)
葛葉 泰久 三重大学, 生物資源学部, 教授 (50373220)
近藤 昭彦 千葉大学, CEReS, 助教授 (30201495)
風間 聡 東北大学, 大学院・環境科学研究科, 助教授 (50272018)
河村 明 九州大学, 大学院・工学研究院, 助教授 (10177735)
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Keywords | ダウンスケーリング / 水文水資源情報 / 観測不足流域 / 不確定性 / IAHS / PUB / 水文モデル / 水文予測 |
Research Abstract |
本研究は、地上水文観測網が十分に整備された流域(観測流域)を対象として気象・水文情報のダウンスケーリング技術の開発、高度化に取り組み、そこで開発した技術を地上水文観測網が不足した流域(観測不足流域)に適用することにより、各手法の適用性の検証ならびにその適用限界の明確化を行うものである。 本年度は、4つの研究チームごとに以下のような研究課題に個別に取り組んだ。 ・無観測地域への流量確率分布の移送手法の開発 ・地形指標に着目した分布型物理水文モデルの移送可能性の検討 ・メソ数値予報モデルGPVを利用した準リアルタイム流量予測 ・人工影響を考慮できる地球規模水文モデルの開発 ・アジア地域における観測流域を対象としたブラインドテスト なお、黒川において「ダウンスケーリングモデルの不確実性評価技法の適用限界の明確化」(平成16年11月8日〜9日)を開催し、これまでの各研究チームの成果発表と、共通課題であるブラインドテストの打ち合わせを行った。また、京都において「International Strategic LSM Workshop for IAHS/PUB」(平成16年1月20日〜22日)を開催し、水文モデリングの先端的研究に携わる国内外の研究者間で、無観測地域を対象としたモデル開発戦略について討論を行った。同会議の成果は、関連する学会誌への投稿準備が進められている。 さらに本年度は、コロンボ(スリランカ)において「モンスーン地域の変化する環境下での持続可能な水資源管理に関する国際会議」(平成16年11月17日〜19日)を、チェンマイ(タイ)において「Interdisciplinary Workshop on Multi-scale Governance of Forests, Village and Water in the Upper Ping River Basin」(平成17年3月7日〜8日)を共同開催し、成果の公表を行った。
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Research Products
(7 results)