2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16206068
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Research Institution | Nagaoka University of Technology |
Principal Investigator |
斎藤 秀俊 長岡技術科学大学, 工学部, 教授 (80250984)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 治彦 長岡技術科学大学, 工学部, 助教授 (70201928)
西野 純一 長岡技術科学大学, 工学部, 助手 (70272862)
大塩 茂夫 長岡技術科学大学, 工学部, 教務職員 (90160473)
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Keywords | ナノアーキテクチャー / 酸化物 / カソードルミネッセンス / SEM / アルミネート / ZrO2 / HfO2 / 蛍光体 |
Research Abstract |
引き続き超高純度・超高結晶性ウイスカー合成のためのCVD装置で、高純度原料を用いてZrO_2-HfO_2ウイスカーからなるナノアーキテクチャーを作製した。この物質の蛍光特性を調査した。さらに、固相法にて酸化物粉末を原料として酸化物ナノアーキテクチャーを作製した。次に試料の断面を原子レベルで平坦に加工して、それを電界放射走査型電子顕微鏡(FE-SEM)で観察した。さらにFE-SEMに組み込んだカソードルミネセンス画像解析装置でアーキテクチャーの発光画像化をおこなった。 ZrO_2-HfO_2ウイスカーからは280nmを中心とする強い紫外線発光が得られるが、X線回折実験の結果、波長の変化と結晶の格子定数の間に相関があることを見出した。とくにZrO_2-HfO_2の組成を変化させると、格子定数が極端に大きくなる組成があり、そのようなところで発光波長の長波長化が確認された。以上の現象を検討した結果、ポーラロンによる発光機構が示唆された。一方、ストロンチウムアルミネート系酸化物であるSr_xA_yO_<25>:EuとAl_2O_3の固相反応を利用して、多重波長型(ハーモニー)蛍光体の合成に成功した。Sr_xA_yO_<25>:Euのx, y組成を変化することにより発光波長が変わり、さらにそれを垂直方向に積層することにより、ハーモニー型蛍光体の合成に成功した。その様子を世界で初めてカソードルミネセンス画像で可視化した。
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Research Products
(7 results)