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2005 Fiscal Year Annual Research Report

地域の光環境条件がもたらすヒトの環境適応能への影響に関する研究

Research Project

Project/Area Number 16207021
Research InstitutionFukuoka Women's University

Principal Investigator

森田 健  福岡女子大学, 人間環境学部, 教授 (20326474)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山本 昭子  福岡女子大学, 人間環境学部, 教授 (40105002)
大中 忠勝  福岡女子大学, 人間環境学部, 教授 (20112716)
上野 智子  福岡女子大学, 人間環境学部, 助手 (80336966)
Keywords光環境 / 分光分布 / 睡眠-覚醒リズム / メラトニン / 季節性 / 地域性
Research Abstract

近年、種々の環境要因の中で特に光がヒトの生理・心理・行動に大きく影響することが明らかにされつつある。健康で快適な現代生活環境を計画する基礎として、本研究では、季節、時間によって異なる自然光の地域環境条件に注目し、その中で住みこなしてきたヒトの環境に対する、あるいは環境の変化に対する適応(環境適応能)を明らかにするとともに、地域の光環境がもたらす生理的多型性を考察することが第一の目的である。さらに得られた知見を基に、今日の人工照明環境計画について、ヒトのテクノ・アダプタビリティーの視点から提案することが第二の目的である。具体的には、高・中・低緯度地域および季節において人々が一般生活の中で受ける光の量と質が、メラトニンリズムおよび睡眠-覚醒リズムにおよぼす影響を把握する。
本年度は、高緯度地域のポーランド(ポツナム)と中緯度地域の日本(福岡)において春分、夏至、秋分、冬至における自然光環境特性の把握と、ヒトが生活の中で実際に受ける光の特性およびメラトニンホルモンの関係について測定・調査を行った。すなわち、被験者10〜15名に対し、各季節それぞれ7日間、自然光および日常生活の中で受ける光の照度と波長分布および色温度を測定した。また併せて、その間のメラトニンリズムおよび睡眠-覚醒リズムを測定した。それらの分析の結果、秋分のメラトニン挙動が他の季節に比べ特異的である事を示し、その光環境との関連性について考察を行なった。さらに12月に香港理工科大学にて関連研究者が集まり、ワークショップを開催し議論を行った。

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Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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