2006 Fiscal Year Annual Research Report
現代イスラームにおける「平和と暴力」に関する比較宗教学的研究
Project/Area Number |
16251002
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
塩尻 和子 筑波大学, 大学院人文社会科学研究科, 教授 (40312780)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木村 武史 筑波大学, 大学院人文社会科学研究科, 助教授 (00294611)
津城 寛文 筑波大学, 大学院人文社会科学研究科, 教授 (30212054)
板垣 雄三 東京大学, 名誉教授
中田 考 同志社大学, 神学部, 教授 (40274146)
山岸 智子 明治大学, 政治経済学部, 助教授 (50272480)
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Keywords | イスラーム / 教義 / 平和 / 戦争 / ジハード / 聖戦 / 多元主義 / 宗教間対話 |
Research Abstract |
研究代表者の塩尻はチュニジアとリビアの調査を行なうと共に、12月4日、5日にチュニジア・スーサ大学で行なわれた第7回日本・チュニジア・シンポジウム(7^<th> Tunisia -Japan Symposium on Science, Society and Technology)に出席して、「日本人のイスラーム観」の発表を英語で行なった。また科研費による出張ではないが、2月にウズベキスタン、キルギスを調査し、サマルカンド外国語大学、タシケント東洋学大学、キルギス・トルコ・マナス大学で学術講演を行ない、研究者、院生たちと意見交換を行なった。またタシケント東洋学大学のイスラーム研究者と意見交換を行ない、中央アジアのイスラーム動向についても興味深い事例を収集することができた。池田裕はイラン・イスラーム共和国を調査し、シーア派の宗教施設やゾロアスター教の祭壇などの調査を行なった。木村武史は台湾を調査し、現地の宗教研究者との交流を深めた。山岸智子はロンドンで開催された国際イラン学会に出席し、多くの研究者と意見交換を行なった。竹下政孝はイランで調査を行ない、テヘラン大学との共同研究について話しあい、イランのスーフィズム研究について、多くの資料を収集した。板垣雄三はインドのニューデリーとアグラを調査し、インドのイスラーム運動、パキスタン関係、ガンジー主義の社会教育などの有意義な調査を行なった。飯塚正人はフランスとエジプトを調査し、フランスのムスリムの聞き取り調査をおこなった。エジプトではアズハル関係者と交流をもち、イスラーム運動の動向を調査した。 また体調や家族の病気、用務の関係で海外調査に出られなかった荒木、池田、津城、佐久間、中田もそれぞれに「宗教の対話」「近代スピリチュアリズム」「インド仏教と平和思想」「宗教原理主義の研究」「聖戦とジハード」などのテーマに関する大きな業績を残している。中田は同志社大学一神教学際研究センターにおいて、インド思想や仏教思想との対話と交流に関するセミナーを開催したことも特筆される。
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Research Products
(57 results)
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[Journal Article]2006
Author(s)
Yutaka Ikeda
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Journal Title
News Letter Price Mikasa Library No.2
Pages: 2-3
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