2005 Fiscal Year Annual Research Report
イスラエル国ガリラヤ湖周辺地域の宗教文化に関する総合研究
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16251003
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Research Institution | Rikkyo University |
Principal Investigator |
月本 昭男 立教大学, 文学部, 教授 (10147928)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
名取 四郎 立教大学, 文学部, 教授 (00113259)
佐藤 研 立教大学, コミュニティ福祉学部, 教授 (00187238)
置田 雅昭 天理大学, 文学部, 教授 (50248176)
杉本 智俊 慶應義塾大学, 文学部, 助教授 (80338243)
桑原 久男 天理大学, 文学部, 助教授 (00234633)
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Keywords | イスラエル / ガリラヤ / エン・ゲヴ / 聖書 / 鉄器時代 / キリスト / デカポリス / テル・ゼロール |
Research Abstract |
(1)イスラエル国エン・ゲヴ遺跡における発掘調査報告書作成のための会議 2005年6月30日〜7月1日,エン・ゲヴ遺跡発掘調査に関して、最終報告書の構成を確認、決定した。イスラエルの研究協力者モシェ・コハヴィ教授の発題(Where is Aphek of I Kings 20 and II Kings 13?)に基づき、エン・ゲヴとアフェクの同定をめぐって、意見交換を行った。 (2)イスラエル考古学研究会の開催 2005年11月11日,第3回研究会を天理大学において開催した。イスラエルより発掘調査協力者のイツィク・パズ氏を招聘し、青銅器時代のガリラヤ地方に関しての講演を行った。あわせて、研究協力者の牧野久実(滋賀県立琵琶湖博物館主任学芸員)からガリラヤ湖の水運に関する報告、越後屋朗氏(同志社大学神学部教授)からメギド遺跡の年代決定に関する報告、研究分担者の桑原久男氏(天理大学文学部助教授)よりレヘシュ調査の概要に関する報告があり、イスラエルの最新の研究とイスラエルにおける日本隊の今後の発掘の方向性について確認した。 2005年12月23日、第4回研究会を八王子市北野台南部会館において開催した。研究代表者月本昭男が下ガリラヤにおけるイスラエル部族時代の研究成果を報告した。 (3)エン・ゲヴ遺跡発掘調査に基づく学会発表 2005年10月29日,九州大学にて行われた日本オリエント学会第47回大会にて研究分担者の杉本智俊氏(慶應義塾大学文学部助教授)が「エン・ゲヴ遺跡の成立年代」という題で学術発表を行った。 (4)デカポリス研究のための講演会の開催 2005年12月17日,立教大学において、F・ヒュッテンマイスター氏(チュービンゲン大学)による公開講演会を開催した。演題は「ガリラヤ地方におけるシナゴーグ」(通訳 月本昭男)。ヒュッテンマイスター滞日の間、イスラエル考古学研究会会員との学術交流を行った。 (5)デカポリス研究の学会発表 2005年10月29日,九州大学にて行われた日本オリエント学会第47回大会にて研究協力者の江添誠氏(慶應義塾大学大学院博士課程)が「ポンペイウスの東方遠征とデカポリス」という題で学術発表を行った。
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Research Products
(7 results)
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[Book] 福音書共観表2005
Author(s)
佐藤 研
Total Pages
257
Publisher
岩波書店
Description
「研究成果報告書概要(和文)」より
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