2005 Fiscal Year Annual Research Report
中国経済国際化のインターフェイスと制度革新に関する国際調査
Project/Area Number |
16252006
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Research Institution | Aichi University |
Principal Investigator |
川井 伸一 愛知大学, 経営学部, 教授 (00267882)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 五郎 愛知大学, 現代中国学部, 教授 (50269130)
佐藤 元彦 愛知大学, 経済学部, 教授 (10211947)
李 春利 愛知大学, 経済学部, 教授 (20301624)
大橋 英夫 専修大学, 経済学部, 教授 (30245948)
小島 末夫 国士舘大学, 21世紀アジア学部, 教授 (10348881)
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Keywords | 中国企業 / 海外進出 / 国際提携 / インターフェイス / M&A / 組織統合 / 制度変革 |
Research Abstract |
本年度計画に従って、中国企業の対外進出状況について、進出要因、国際化戦略、海外事業の内容・課題について中国企業に対する現地ヒアリング調査を実施した。まず、現地企業調査および関連調査については、あわせて6回に分けて実施した。まず2005年7-8月に2回に分けて中国自動車関連企業(上海自動車、奇瑞自動車、第一自動車、天津自動車など)を訪問し、それぞれの企業の国際提携、対外輸出・直接投資の状況についてヒアリング調査を実施した。第3回は同8月に中国企業の対外進出についてその中心的研究機関である商務部国際貿易対外経済合作研究院を訪問し、専門研究者からヒアリングを行った。第4回は同年11月に中国企業の対外投資における資金調達状況について深センの金融機関関係者を訪問しヒアリングを実施した。第5回は2006年1月にインドネシアおよびタイにおける中国資本進出の予備的調査を実施した。第6回は2006年3月に北京、上海、深センの中国企業13社・事務所(聯想、中興通訊、上海広電、上海電機、TCL、康佳、深セン長城計算機、深セン賽格集団などの電子電機メーカー8社および五鉱、宝山鋼鉄の金属メーカー2社、自動車部品ホイールメーカー1社、貿易サービス企業1社を訪問してヒアリングを実施した。以上のように中国国内の本社サイドの訪問調査は大きな成果を得た。しかしながら、海外における中国企業に対しては連絡アレンジ上の困難もあり、インドネシアとタイでの準備調査を除いて企業訪問計画は基本的に実施できなかった。他方、前年度に続き第二回目の企業アンケート調査を実施した。中国政府商務部国際貿易対外経済合作研究院の協力を得て対外進出している中国企業2000社に対するアンケート調査を2005年12月から翌年3月において実施した。3月中旬時点で255社から回収した。さらに中国の海外進出に関する図書資料の収集に努めた。
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Research Products
(11 results)