2004 Fiscal Year Annual Research Report
アフリカにおける内発的な教育開発の可能性に関する総合的研究
Project/Area Number |
16252009
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
黒田 則博 広島大学, 教育開発国際協力研究センター, 教授 (80274140)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長尾 眞文 広島大学, 教育開発国際協力研究センター, 教授 (10304461)
澤村 信英 広島大学, 教育開発国際協力研究センター, 助教授 (30294599)
浜野 隆 お茶の水女子大学, 文教育学部, 助教授 (00262288)
黒田 一雄 早稲田大学, 大学院・アジア太平洋研究科, 助教授 (70294600)
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Keywords | 教育開発 / 国際教育協力 / 内発的 / 南アフリカ / ケニア / ガーナ / タンザニア / マラウィ |
Research Abstract |
本研究は、いくつかの観点から、アフリカ諸国における内発的な教育開発の可能性について探ろうとするものである。すなわち、1)物的等の条件の悪いなかでも高い教育効果を上げている学校の分析、2)教育開発における外生的なものと内生的なものとの融合の可能性の探究、3)内発的な教育開発のための大学の役割の研究、および4)内発的な教育開発に資する国際教育協力の在り方の探究である。 4年間の研究計画のうち初年度に当たる平成16年度においては、まず、海外共同研究者であるアフリカ(ケニアッタ大学(ケニア)、ケープコースト大学(ガーナ)、ダレサラム大学(タンザニア)、プレトリア大学(南アフリカ)、マラウィ大学(マラウィ))等の大学の研究者や国内の研究分担者、研究協力者が集まり、本研究における基本的な考え方、研究の枠組み・方法、分担等について議論し合意した。 また上記1)のテーマについては、アフリカ等(ケニア、タンザニア、チリ、インド)からまさにこのような実績を上げている学校の校長を招き、シンポジュームを開催する形で情報収集や意見交換を行った(報告書とりまとめ中)。さらに、2)、3)については、ケープコースト大学とマラウィ大学の協力を得て、それぞれガーナとマラウィにおいて予備的な調査を行った。関係の文献については、上記4テーマ及び上記調査対象国の教育事情等に関する書籍、論文等約80点を収集し、この分野での既存の研究のレヴューを行っている。
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