2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16255006
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Research Institution | National Institute of Genetics |
Principal Investigator |
舘野 義男 National Institute of Genetics, 生命情報・DDBJ研究センター, 教授 (00202424)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
五條堀 孝 国立遺伝学研究所, 生命情報・DDBJ研究センター, 教授 (50162136)
菅原 秀明 国立遺伝学研究所, 生命情報・DDBJ研究センター, 教授 (80231372)
斎藤 成也 国立遺伝学研究所, 集団遺伝研究系, 教授 (30192587)
大久保 公策 国立遺伝学研究所, 生命情報・DDBJ研究センター, 教授 (40233069)
池尾 一穂 国立遺伝学研究所, 生命情報・DDBJ研究センター, 准教授 (20249949)
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Keywords | 国際情報交換 / 多国籍 / 進化情報 / アノテーション / ゲノム / ヒト遺伝子 / DNA配列データベース |
Research Abstract |
今年度は、代表者ならびに班員が欧米豪亜に延べ16回の海外出張をすることにより、進化基礎情報の収集や研究に関して多くの成果を、論文やデータベース等として、挙げることができた。それらの主なものを以下に述べる。 1.DNAデータベース国際実務者会議が英国ケンブリッジの欧州生命情報学研究所にて開催され出席した。この会議では、DDBJ、EMBL Bank、GenBank3者間で、生物学の発展に応じてDNAデータベースの項目や内容を更新させるための協議が行われた。この中で特記すべきは、非タンパク質コード遺伝子の通り扱いや博物館が所蔵する動植物の所在情報との関係についてであった。 2.米国シアトルのポール・アレン研究所においてマウス脳データベースの遺伝情報の収集や調査を行った。 3.カナダのハリファックスで開催された分子進化学会に参加して、ゲノム比較解析および分子進化研究の最新情勢を調査し意見交換を行った。 4.オーストラリアのブリスベンで開催された遺伝子発現会議に参加し、遺伝子発現研究やデータベースについて調査し意見交換を行った。 5.ドイツのゴスラーで開催された国際系統保存会議に出席し、ゲノム情報が微生物分類に与える影響について調査した。 6.中国上海において、中国の国立生物情報データベースの計画を調査するとともにDDBJとの協力関係について意見交換を行った。 7.また、これらの調査結果に基づいて、多くの国際誌に原著論文を発表した。その主なものとして、Nucleic Acids Resのデータベース号のDDBJの最新の活動に関する論文、同誌のヒト遺伝子のアノテーションに関する論文、Mol Biol Evolのゲノムデータの進化解析に関する論文等が挙げられる。
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