2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16300015
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
水野 忠則 静岡大学, 創造科学技術大学院, 教授 (80252162)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡辺 尚 静岡大学, 創造科学技術大学院, 教授 (90201201)
石原 進 静岡大学, 創造科学技術大学院, 助教授 (10313925)
峰野 博史 静岡大学, 情報学部, 助手 (40359740)
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Keywords | センサーネットワーク / ワイヤレス通信 / ユビキタスネットワーク / モバイルコンピューティング / パーソナルエリアネットワーク / 位置情報 |
Research Abstract |
本年度は,各種の移動するセンサから得られる情報を効率的に収集し,これらの集約,抽象化を行って,多様なサービスから利用可能なようネットワーク上に流通させる共通基盤技術となるモバイルセンシングネットワークの実現に関して,特に以下4サブテーマの検討を深めた. 環境センシング機構に関しては,非IPネットワークとIPネットワークを介したセンシング時間の詳細分析と改良,到達性向上のための相互補完通信手法に関してシミュレーションを行い,ホームネットワーク上の家電といった比較的移動性の低い環境であればテーブル生成方式が有効であることを示した.また本方式を実装した.環境情報収集機構に関しては,環境情報の効率的収集について,特にメタ情報、階層的制御といった手法を取り入れることで,システム全体のライフタイムを伸ばす電力消費削減手法に関して評価した.さらに実際にマイコン上へ実装し消費電力量の調査を実施した.適応型ネットワーキング機構に関しては,関連したユーザや各種センサ同士を結びつけ,アドホックなモバイルPAN形成し特にリモートUSBデバイスの透過的利用などを実現する手法の評価を行った.その結果,リモートプラグ&プレイ処理時間は100ms程度と問題ないが,スループットがローカルUSBの約20%しか得られず改良の余地が示された.センシングアプリケーションに関しては,サービスの品質は精度の高い位置情報の取得に依存することが多いため,高精度な位置情報取得環境の構築を手軽に即興的に行える方法に関して検討した.各ノードの接続性が15ノード/通信範囲という高密度な状況であれば,距離測定のための特別なデバイスを必要とせず通信機能のみで測位可能な手法を検討しシミュレーションによって精度,トラフィック量,演算量等に関して関連研究に対し有効性を示した.
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Research Products
(6 results)