2007 Fiscal Year Annual Research Report
安全性・信頼性の向上を目的とした次世代通信網の広域資源運用管理方式の開発
Project/Area Number |
16300020
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Research Institution | National Institute of Informatics |
Principal Investigator |
浅野 正一郎 National Institute of Informatics, アーキテクチャ科学研究系, 教授 (50092119)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
漆谷 重雄 国立情報学研究所, アーキテクチャ科学研究系, 教授 (70442522)
阿部 俊二 国立情報学研究所, アーキテクチャ科学研究系, 准教授 (00280561)
計 宇生 国立情報学研究所, アーキテクチャ科学研究系, 准教授 (80225333)
藤野 貴之 近畿大学, 工学部・電子情報工学科, 講師 (60300703)
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Keywords | 次世代ネットワーク / 全光ネットワーク / 障害管理 / パス・プロテクション / 動的ネットワーク資源管理 / 品質制御 |
Research Abstract |
前年度までに、動的・広域資源管理機能の全体的な機能枠組みを提示するとともに、通信網の動的バックアップ(プロテクション)に活用する際の効果を示し、成果を国内外で発表し評価を得た。更に、動的資源管理を実現するシステムであるPCE(Path Computation Element)を試作し、OXC(波長クロスコネクト)や光ネットワーク機器と連動させることによって、安全性・信頼性の維持機能並びに品質保証を総合的に評価した。同時に、「Border Model」と命名した光・IP統合制御モデルを提案している。これは、次世代ネットワークを構成する通信ノードに実装して、現状のインターネット制御と次世代の光パス制御を同時に制御するための具体的手法であり、成果を国内外で発表した。 平成19年度は最終年度となることから、本研究の成果を取りまとめるとともに、国際的に普及させることが適切な技術要素を国際標準として位置づけるための活動を継続した。国際電気通信連合(ITU)では、次世代通信網に関連する標準開発の一環として、昨年度から通信網の高度管理のための識別子管理(ID Management)の開発に着手しており、本研究の成果が参照されている。この活動を継続するために、研究協力者 米田と共に、ITUにおける標準開発のための奇書を提出した。更に、標準化技術の実装事例として総合的な補助実験を実施し、以上を含めた最終成果を報告書として完成した。 尚、昨年度に引き続き研究協力者として、ソフトバンクテレコム(株)情報通信研究所副所長 米田 進、及び、(株)KDDI研究所IP品質制御システムグループ・グループリーダー長谷川 亨の各氏に研究者として協力を得た。
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Research Products
(8 results)