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2006 Fiscal Year Annual Research Report

バーチャルスタジオ撮影のための演者と仮想物体のインタラクション環境の構築

Research Project

Project/Area Number 16300055
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

角所 考  京都大学, 学術情報メディアセンター, 助教授 (50263322)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 飯山 将晃  京都大学, 経済学研究科, 講師 (70362415)
美濃 導彦  京都大学, 学術情報メディアセンター, 教授 (70166099)
Keywordsバーチャルスタジオ / 映像撮影 / インタラクション / 仮想物体操作 / 把持認識 / 個人適応 / 三次元形状計測 / 人体形状
Research Abstract

本研究では,バーチャルスタジオ撮影において,演者が仮想物体を直接操作できるインタラクション環境の構築を目標としている.このとき,演者が仮想物体操作に用いるデータグローブが映像中に現れることは望ましくないことから,昨年度までの研究成果として,データグローブを装着した演者の手領域をCGによる仮想の手に置き換えることで,データグローブの装着に伴う映像の見苦しさの問題を解決し,さらにこの仮想手を,仮想物体に対して適切な位置・姿勢となるように制御することにより,仮想物体操作におけるレジストレーション誤差を適応的に修正する手法を提案している.
しかし,この手法では,演者が仮想物体を操作しようとしている状況のみを想定しており,そもそも演者が仮想物体を操作しようとしているのかいないのかという操作意図を認識することはできない.従来から,仮想物体操作におけるユーザの操作意図は,ユーザの手と仮想物体の定量的な位置関係に基づいて認識されることが多かったが,データグローブによる計測データには誤差が含まれ,また手と仮想物体との位置関係にも個人差が含まれるため,本来は,この位置関係の評価パラメータを,利用者に合わせて調整する個人適応が必要となる.ただし,このためには演者の操作意図に関する教師データが必要となる.そこで今年度は,演者による仮想物体操作を継続的に観測し,システムが演者による操作意図を誤認識したときに演者がとる典型的な行動(仮想物体の掴み直し等)を検出することで,誤認識を検出し,個人適応のための教師データとして利用する方法を提案した.
また,上述のように演者の手領域を仮想手に置き換えるには,演者の手の精密なモデルが必要となる.そこで,人間の手を姿勢を変えながら継続的に観測することによって,その形状や関節構造を精密に計測可能な3次元形状計測手法についても提案した.

  • Research Products

    (6 results)

All 2007 2006

All Journal Article (6 results)

  • [Journal Article] バーチャルスタジオにおける仮想物体操作の誤認識の検出手法2007

    • Author(s)
      早瀬直之, 舩冨卓哉, 角所 考, 美濃導彦
    • Journal Title

      電子情報通信学会2007年総合大会講演論文集

      Pages: 333

  • [Journal Article] 現実物体操作の逐次観測による柔軟物体モデルの漸進的パラメータ推定2007

    • Author(s)
      籔内智浩, 角所 考, 美濃導彦
    • Journal Title

      電子情報通信学会論文誌 Vol. J90-D, No. 1

      Pages: 94-105

  • [Journal Article] バーチャルスタジオにおける演者の手を用いた仮想物体の直接操作の実現2006

    • Author(s)
      尾原秀登, 角所 考, 美濃導彦
    • Journal Title

      ヒューマンインターフェース学会研究報告集 Vol. 8 No. 3

      Pages: 103-109

  • [Journal Article] ランダムパターン背景を用いた視体積交差法のためのシルエット欠損修復2006

    • Author(s)
      豊浦 正広, 飯山 将晃, 角所 考, 美濃 導彦
    • Journal Title

      電子情報通信学会論文誌 Vol. J89-D, No. 11

      Pages: 2413-2424

  • [Journal Article] 複数シルエットからの制約を利用した奥行きエッジに起因する距離画像復元誤差の解消法2006

    • Author(s)
      飯山将晃, 角所 考, 美濃導彦
    • Journal Title

      電子情報通信学会論文誌(D-II) Vol. J89-D, No. 7

      Pages: 1546-1556

  • [Journal Article] 時系列視体積からの多関節物体の体節形状と姿勢の同時推定法2006

    • Author(s)
      飯山将晃, 角所 考, 美濃導彦
    • Journal Title

      電子情報通信学会論文誌(D-II) Vol. J89-D, No. 6

      Pages: 1379-1390

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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