2007 Fiscal Year Annual Research Report
線条体機能モジュールの動作原理の解明と視床入力の役割
Project/Area Number |
16300134
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Research Institution | Tokyo Metropolitan Institute of Gerontology |
Principal Investigator |
青崎 敏彦 Tokyo Metropolitan Institute of Gerontology, 東京都老人総合研究所, 研究副部長 (70221033)
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Keywords | 線条体 / コンパートメント / ストリオソーム / GFP / トランスジェニックマウス / オビオイド / アセチルコリン |
Research Abstract |
線条体の機能モジュールのひとつとしてストリオソームがある。ストリオソームの生理的機能を明らかにするために、チロシン水酸化酵素のプロモーター領域にGFPを入れたトランスジェニックマウースを用いてスライスを作成し、蛍光顕微鏡下にストヲオソームを同定し、周囲のマトリックスの細胞との比較を行った。その結果、線条体投射ニューロンにおいては、μオピオイド受容体の作動薬の投与で皮質線条体投射のグルタミン酸の放出はストリオソームとマトリックス双方で抑制したが、GABA性の抑制性伝達物質の放出はストリオソームでのみ起こった、コリナージックニューロンでも同様の結果を得たが、ストリオソームにおけるGABA放出の抑制ははるかに強かった。コリナージックニューロンはストリオソームとマトリックスの境界部に位置し、視床からの入力を受ける。興味深いことに、コリナージックニューロンの発火は周囲のGABA介在細胞を即座に発火させ、抑制性後電位を生じた。すなわち、コリナージックニューロンの発火は投射領域の投射細胞を即座に抑制する。したがって、持続的に発火するコリナージックニューロンの発火は線条体を常時抑制することが明らかとなった。
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Research Products
(7 results)
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[Journal Article] Pael receptor is involved in dopamine metabolism of the nigrostriatal system.2007
Author(s)
Imai Y, Inoue H, Kataoka A, Masuda M, Ikeda T, Tsukita K, Soda M, Kodama T, Fuwa T, Honda Y, Wakamatsu K, Ito S, Miura M, Aosaki T, Itohara S and Takahashi R
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Journal Title
Neuroscience Research 59
Pages: 413-425
Description
「研究成果報告書概要(和文)」より
Peer Reviewed
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