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2004 Fiscal Year Annual Research Report

喉頭摘出患者の音声リハビリテーションに関する研究

Research Project

Project/Area Number 16300186
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (B)

Research InstitutionNihon University

Principal Investigator

牧山 清  日本大学, 医学部, 講師 (00139172)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 新美 成二  国際医療福祉大学, 言語聴覚センター, 教授 (00010273)
佐々木 健司  日本大学, 医学部, 教授 (30119961)
木田 亮紀  日本大学, 医学部, 教授 (00096801)
吉橋 秀貴  日本大学, 医学部, 助手 (50328738)
Keywords新声門 / 高速撮影 / 発声機能 / 無喉頭者 / 起声 / 正常喉頭 / 音源 / デジタル撮影
Research Abstract

Kay社製高速デジタル撮影装置を米国より輸入した。この装置を基本とし、画像録画装置、電気喉頭グラフ装置、高画質プリンターなどをユニットに組み込んで音源観察用高速デジタル撮影装置を組み立てた。さらに、この装置で得られた画像・音声データを解析できるPCを組み立てた。このPCにより得られたデータを研究室内で解析することが可能になった。また、解析方法の日本語マニュアルを作成した。
このシステムを用いて正常被験者の発声時音源観察を試験的に行った。データの記憶、再現、保存が正常に行えることを確認した。さらに正常被験者数人の音源観察をおこない、振動様式の解析を行った。正常被験者では左右声帯は規則的に、対称的に振動していた。これらの研究により本機器が本研究にきわめて有用なことが再確認できた。
無喉頭者の新声門発声のモデルとして、声門閉鎖不全発声、声門過内転発声、低呼気パワー発声などが考えられる。また、起声モデルとして硬起声発声、軟起声発声、気息性発声などが考えられる。正常喉頭例、病的喉頭発声例などを対象としこれらのモデル発声を解析することで無喉頭発声のメカニズムを解析できる。本年度は正常喉頭例の起声方法を変えての発声データを記録した。すなわち硬起声発声、軟起声発声、気息性発声を行いデータを収集した。さらに発声時に声門間隙が生じる声帯結節例、声帯の一部が硬い喉頭白板症の患者を被験者にデータを収集し、得られた画像データを解析した。
気流阻止法による発声機能検査装置で空気力学的な発声動態を解析する予定である。本年度は現在までに収集した正常喉頭者データを整理し、男女別、年代別の基準値を設定した。この値は無喉頭発声者の各データを解析する際に必要となる。

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Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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