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2004 Fiscal Year Annual Research Report

抗重力筋の発育・発達ならびに運動時の機能を調節する脳内オレキシンの作用機構

Research Project

Project/Area Number 16300204
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (B)

Research InstitutionUniversity of Tsukuba

Principal Investigator

征矢 英昭  国立大学法人筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 助教授 (50221346)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 櫻井 武  国立大学法人筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 助教授 (60251055)
木塚 朝博  国立大学法人筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 助教授 (30323281)
佐久間 邦弘  京都府立医科大学, 医学研究科, 講師 (60291176)
Keywordsオレキシン / ナルコレプシー / 抗重力筋 / プレプロオレキシンノックアウトマウス / ヒラメ筋
Research Abstract

オレキシンは視床下部外側野に特異的に発現する神経ペプチドで、1998年に共同研究者の櫻井らによって発見された。オレキシンの機能不全はナルコレプシーを引き起し、カタプレキシーという姿勢維持筋のトヌスの低下が起こり、姿勢維持ができなくなる現象が見られる。また、我々の今までの研究成果では、内因性のオレキシンが欠損したオレキシンノックアウトマウスにおいて下肢骨格筋の萎縮、特に抗重力筋のヒラメ筋の顕著な萎縮が見られたことから、内因性のオレキシンはマウスのヒラメ筋の形質維持に関与している可能性が示された。
本研究では、脳内オレキシンが姿勢維持筋(抗重力筋)の発育発達にどのように関わるのかを明らかにすることを目的とした。
内因性オレキシンを欠損したオレキシンノックアウト(KO)マウスを用いて、KOマウスとその野生型マウスのヒラメ筋における遺伝子発現量の違いをDNAチップを用いて包括的に調べた。その結果をもとに、差異のあった遺伝子についてリアルタイムPCR法を用いて遺伝子発現量を調べた。
DNAチップの結果から、マウスの全遺伝子中の約0.87%にKOマウスと野生型マウス問に1.5倍以上の差が見られた。それらの遺伝子の中で、ミオシン重鎖のmRNAをはじめとして、ミトコンドリア電子伝達系遺伝子、アドレナリン受容体などに変化が見られた。現在、DNAチップの結果において差異のあった遺伝子に関して、リアルタイムPCR法をもちいて発現量を確認する実験を行っている。
本研究の結果から、内因性オレキシンがマウスの骨格筋、特に抗重力筋であるヒラメ筋の遺伝子発現の調節に関与している可能性が示された。

  • Research Products

    (1 results)

All 2004

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] 走運動時のストレス反応とオレキシン神経の活性化2004

    • Author(s)
      征矢英昭, 齋藤剛, 張赫起, 楯岡卓
    • Journal Title

      自律神経 41巻2号

      Pages: 116-121

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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