2007 Fiscal Year Annual Research Report
バスク民族のスポーツ文化政策に関する総合的調査研究
Project/Area Number |
16300211
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Research Institution | Kobe City University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
竹谷 和之 Kobe City University of Foreign Studies, 外国語学部, 教授 (80163400)
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Keywords | バスク民族 / スポーツ文化政策 / 文化変容 / 観光化 / 身体論 / 記号論 / 綱引 |
Research Abstract |
最終年度としての研究及び活動は、海外共同研究者を日本へ招聘し、日本(東洋)の研究視点を確認し合同フィールドワークを行うこと、日本とバスク(スペイン)の大学研究者が研究視点を共有するセミナー会議の開催、およびの研究成果報告書作製である。まず、2007年8月5〜9日において沖縄・渡嘉敷村の綱引神事を調査した。縄の作製から綱引終了まで延べ10時間にわたる調査研究をした。また2007年9月14日〜25日に、スペイン・ビトリア市において神戸外国語大学・バスク大学共催による「日本・バスク第1回国際セミナー」を実施した。日本から本科研費の研究代表者を含む総勢9名の研究者を当該セミナーに最適な人選で臨んだ。またバスクからはバスク大学体育学部の研究者8名及び当大学研究者に多天な影響を与えているパリ第5大学・ソルボンヌ校名誉教授ピエール・パルレバ氏が加わった。「スポーツする身体」理解の相違がセミナー開催の発端であった。一つのテーマを設定し、日本とバスクの研究者がそのテーマにそれぞれの視点から発表し、ディベートするという内容であった。日本は「身体論」を中心に据えた発表に統一された。また、パスク大学側は「記号論」をベースにした発表内容であった。第1回ということもあり、視点の相違が明確になったが、その理論構成の内容まで接近することは出来なかった。したがってこのような会議を継続していくことが確認された。第2回国際セミナーは神戸市外国語大学において4年後(2011年)に開催される。また、報告書は2通作製された。一つは国際セミナー報告書、二冊目は当該研究テーマに則した「スポーツ文化の報告書である。現地でしか取得できない情報が多くあり、またさらなるテーマも浮上した。一地域からスポーツ文化伝播する過程や受容、さらにスポーツ文化複合、文化変容の問題である。 まず、2007年8月5〜9日において沖縄・渡嘉敷村の綱引神事を調査した。縄の作製から綱引終了まで延べ10時間にわたる調査研究をした。また2007年9月14日〜25日に、スペイン・ビトリア市において神戸外国語大学・バスク大学共催による「日本・バスク第1回国際セミナー」を実施した。日本から本科研費の研究代表者を含む総勢9名の研究者を当該セミナーに最適な人選で臨んだ。またバスクからはバスク大学体育学部の研究者8名及び当大学研究者に多天な影響を与えているパリ第5大学・ソルボンヌ校名誉教授ピエール・パルレバ氏が加わった。「スポーツする身体」理解の相違がセミナー開催の発端であった。一つのテーマを設定し、日本とバスクの研究者がそのテーマにそれぞれの視点から発表し、ディベートするという内容であった。日本は「身体論」を中心に据えた発表に統一された。また、パスク大学側は「記号論」をベースにした発表内容であった。第1回ということもあり、視点の相違が明確になったが、その理論構成の内容まで接近することは出来なかった。したがってこのような会議を継続していくことが確認された。第2回国際セミナーは神戸市外国語大学において4年後(2011年)に開催される。また、報告書は2通作製された。一つは国際セミナー報告書、二冊目は当該研究テーマに則した「スポーツ文化の報告書である。現地でしか取得できない情報が多くあり、またさらなるテーマも浮上した。一地域からスポーツ文化伝播する過程や受容、さらにスポーツ文化複合、文化変容の問題である。
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Research Products
(1 results)