2004 Fiscal Year Annual Research Report
携帯電話モジュールタイプ生活習慣病運動療法指導・自己管理装置の開発
Project/Area Number |
16300225
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Nagano National College of Technology |
Principal Investigator |
坂口 正雄 長野工業高等専門学校, 電子制御工学科, 教授 (70043031)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小野 伸幸 長野工業高等専門学校, 電子制御工学科, 助教授 (60214186)
西沢 健 マイクロストーン(株), 研究開発部, 部長
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Keywords | 生活習慣病 / 糖尿病 / 運動療法 / 心拍数 / 歩数計 / 消費カロリー / 適正運動量 / 携帯型 |
Research Abstract |
糖尿病等の生活習慣病における運動療法指導、自己管理に有効な「携帯電話と通信可能な運動療法指導・自己管理装置」を開発するために、(1)従来装置(平成13年度〜15年度科研費補助金成果)の改良、(2)消費カロリー演算機能の付加、(3)本研究の最終年度に向けた装置仕様の策定と回路設計、(4)プロトタイプ装置の試作、を行った。 平成16年度研究実績の概要は以下のとおりである。 1)従来装置(平成13年度〜15年度科研費補助金成果)における心拍、歩数情報は1分間隔でCPUに取り込んでいたが、本装置では10秒間隔でCPUに取り込み、1分、1日集計で1ヶ月間にわたるデータをSDカードに保存できるように改良した。 2)従来装置(平成13年度〜15年度科研費補助金成果)のデータを利用して歩数と心拍数を加味した消費カロリーの計算法を新しく提案し、本装置と呼気ガス代謝モニター(MetaMax)を装着して歩行実験を行い、両者から得られた消費カロリー値の評価と吟味を行った。 3)本装置にRS232Cインターフェースを追加し、接続したPCからの要求コマンドに基づいてデータ転送する機能を付加した。今回は、データ転送機能が確認できるところまでとし、携帯電話等のメディアとの通信は来年度の課題である。 4)脈波をイヤーセンサで検出し、無線にて本体に送信する心拍数検出回路の設計とプロトタイプ装置を製作した。装置の実用評価を来年度に実施する。 5)研究成果を日本エム・イー学会他にて発表した。
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