• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2006 Fiscal Year Annual Research Report

有色馬鈴しょアントシアニン色素の加工利用技術の開発と機能性

Research Project

Project/Area Number 16300244
Research InstitutionTokyo Kasei Gakuin Junior College

Principal Investigator

津久井 亜紀夫  東京家政学院短期大学, 生活科学科, 教授 (70132090)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 青木 智子  東京家政学院短期大学, 生活科学科, 助手 (20360315)
Keywordsアントシアニン色素 / インカレッド / インカパープル / アポトーシス誘導 / DNA / ヒト胃癌細胞
Research Abstract

研究目的:平成18年度(3年目)の申請目的は馬鈴しょのアントシアニン色素が抗インフルエンザ活性や抗酸化性などの機能性を有し、これらの色素を含む馬鈴しょは、生理活性物質を含有する食品素材として有望である。この馬鈴しょアントシアニン色素のヒト胃癌細胞に対するアポトーシス誘導について検討した。
研究方法:馬鈴しょ「インカレッド」、「インカパープル」の塊茎より1%ギ酸を用いてアントシアニン色素を抽出し、AmberliteXAD-7に色素成分を吸脱着させた後、40℃以下で減圧乾燥して馬鈴しょアントシアニン粗色素粉末を得た。さらに粗色素粉末を少量の99.5%エタノールに溶解し、これに過剰のジエチルエーテルを添加してアントシアニン色素を精製させた。
ヒト胃癌細胞に10%牛胎児血清を含有したRPMI-1640培地で培養した。5×10^5/mlの密度になるようにヒト胃癌細胞の数を調整し、色素粉末を50%エタノールに溶かして添加し、37℃、95%空気-5%CO_2の条件下で3日間培養した。同細胞よりDNAを抽出し、そのDNAの断片化を観察してアポトーシス誘導を確認した。さらに、胃癌発症モデルラットを用いて、蒸かした馬鈴しょを給餌したときの胃癌発症の抑制効果についても検討した。
研究成果:馬鈴しょアントシアニン粗色素を添加した胃癌細胞より抽出したDNAに断片化が観察され、この色素成分がアポトーシス誘導することがわかった。また、同様に精製したアントシアニン色素でもアポトーシス誘導が確認された。さらに、胃癌発症モデルラットの試験により、蒸かした馬鈴しょにおいても胃癌発症を抑制することが確認した。

  • Research Products

    (3 results)

All 2006

All Journal Article (2 results) Book (1 results)

  • [Journal Article] Induction of Apotosis in Cultured Human Stomach Cancer Cells by Potato Anthocyanins and Its Inhibitory Effects on Growth of Stomach Cancer in Mice2006

    • Author(s)
      Kazuya HAYASHI, Hiroshige HIBASAMI, Tomoko MURAKAMI, Norihiko TERAHARA, Motoyuki MORI, Akio TSUKUI
    • Journal Title

      Food Science and Technology Reseach Vol.12,No.1

      Pages: 22-26

  • [Journal Article] カラフルポテト/アントシアニンを多く含んで彩り豊なじゃがいもの機能性2006

    • Author(s)
      林一也, 森元幸, 津久井亜紀夫
    • Journal Title

      NEW FOOD INDUCTRY Vol.48,No.4

      Pages: 29-32

  • [Book] 新・食品分析法[II] 第1章 機能性成分 1-4 ポリフェノール 1-4-4 アントシアニン(アントシアニジン類)2006

    • Author(s)
      日本食品科学工学会・食品分析研究会協働編纂 津久井亜紀夫
    • Total Pages
      767
    • Publisher
      株式会社 光琳

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi