2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16300255
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Tokyo University of Science |
Principal Investigator |
清水 克彦 東京理科大学, 理学部, 助教授 (00192609)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
銀島 文 金沢大学, 教育学部, 助教授 (30293327)
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Keywords | 算数・数学教育 / 数感覚 |
Research Abstract |
平成16年度は、上で述べたように研究の計画ならびに準備段階であると言える。その準備は、中心的には数感覚の実態についての調査の準備であり、それに加えてカリキュラム分析の準備が行なわれた。 (1)数感覚の実態比較調査の準備 基本的には、数感覚についての調査問題は次のような準備状況となっている。 1)レイズらが作成した小学校段階の見積もり・概算についての調査問題 2)レイズらが作成した数感覚についての調査問題 3)清水・銀島が作成した中学生と高校生を対象とした数感覚についての調査問題 4)Yangが作成した8年生向けの数感覚の調査問題 これらの調査問題を持ち寄り、小学校2年、5年、中学校2年、高校2年向けの数感覚の実態についての縦断的な調査のアイテム・バッテリーを作成する準備を行った。また、調査対象人数、標本抽出の方法、ならびに調査の実施方法などについての検討した。 (2)カリキュラム分析の準備 基本的には、カリキュラム分析は調査結果から見出されるであろう差異の解釈を与えるものである。現在のところ、カリキュラム分析については確定的な手法は存在していない。TIMSSのカリキュラム調査とその分析を担当したミシガン大学のシュミット教授との共同研究を行なった「学習機会調査(SMSO調査)」のときの量的な調査方法を手法を取り入れることを検討した。 海外研究協力者との共同会議を開催する予定であったが、今年度は開催することができなかった。次年度に開催する予定である。
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