2004 Fiscal Year Annual Research Report
形式言語に基づいたポートフォリオ評価支援手法の開発とデータベース化の実現
Project/Area Number |
16300262
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Tokyo Gakugei University |
Principal Investigator |
横山 節雄 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (20090532)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮寺 庸造 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (10190802)
櫨山 淳雄 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (70313278)
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Keywords | ポートフォリオ評価 / 形式言語 / データベース / インターネット / ポートフォリオ群 |
Research Abstract |
ポートフォリオ評価を行うためには,教師はあらかじめ,どのような種類のポートフォリオを収集し,それらをどのように利用してどのような評価を行うか決める必要がある.しかし,ポートフォリオを評価を行うには次のような問題を解決する必要がある. 1.ポートフォリオ群を評価に有効活用するのが難しい. 2.ポートフォリオ群の異なるシステム間での参照・共有が難しい. 3.教師が意図したポートフォリオを設計することが難しい. 4.設計に基づいた評価活動が困難である. そこで,今年度は次の3点に的を絞った. (1)収集すべきポートフォリオを授業の形式別に分類した. ポートフォリオは学習成果物に関するポートフォリオ,評価に関するポートフォリオ,過程の記録に関するポートフォリオ,その他のポートフォリオの4つに分類することが効果的であることが分かった. (2)収集したポートフォリオを用いた評価方法を明確にする. 授業における課題の設定者が教師なのか学習者なのか,評価基準の作成者は誰か(教師,学習者,第3者),によってポートフォリオの評価を行うこととした. (3)ポートフォリオ評価を実施しやすいように支援するためのモデルを明確にする. ポートフォリオ評価を行うために教師はそのための授業設計を行う.したがって,ポートフォリオ評価支援には,授業設計段階の支援と授業実践段階の支援の2つが必要であることを明らかにした.また,形式言語による評価支援支援システムのプロトタイプの開発を行った.
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Research Products
(2 results)