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2004 Fiscal Year Annual Research Report

科学と技術・思想の相互交渉と研究開発体制に関する研究-現代物理科学を事例に-

Research Project

Project/Area Number 16300285
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (B)

Research InstitutionRitsumeikan University

Principal Investigator

兵藤 友博  立命館大学, 経営学部, 教授 (20278477)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 雀部 晶  立命館大学, 経営学部, 教授 (00100933)
山口 歩  立命館大学, 産業社会学部, 助教授 (10278484)
田中 国昭  千葉大学, 工学部, 教授 (10015042)
井上 隆義  岩手大学, 人文社会科学部, 教授 (00168452)
佐野 正博  明治大学, 経営学部, 教授 (70206001)
Keywords科学技術史 / 現代史 / 物理科学 / 科学実験 / 研究体制 / 科学思想
Research Abstract

初年度の目標に従い、研究分担者ごとの研究テーマに即した史料文献を収集し、本研究の全体的な枠組みについて、すなわち物理科学がどのような産業技術と相互交渉し、またどのような科学思想と相互作用し、そしてまたこれら物理科学と産業技術、科学思想が全体としてどのように、これらの相互交渉の場としての研究システムのなかでおこなわれてきたのかについての検討を加え、見通しを得るとともに、各研究分担者の個別的テーマの位置づけをおこなった。その上で、全体的な研究打ち合わせについては昨年7月と今年2月、また個別的な研究会を1月、2月に外部からの専門知識の提供も受け、開催した。
その結果、以下のような知見を得ることができた。
(1)20世紀の物理科学を中心とした科学実験の時代区分についての整理とその評価、
(2)熱輻射研究に関する実験的側面からの研究史の整理と今後の課題、
(3)20世紀に展開された非可逆過程の熱力学の展開と化学技術についての枠組み
(4)二次大戦下における数学と技術の相互交渉について
(5)日本の戦時期の科学動員体制、特に長岡半太郎の関与について
(6)20世紀における物理科学研究の進展と自然階層の構造の深化について
(7)日本の電力技術体制の再編と近年の風力発電システムの進展について
(8)中国における科学史技術史研究事情と科学技術体制の近代化の遅れの原因について
その他、初期的ではあったが有意味な知見を多数得ることができた。

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Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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