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2004 Fiscal Year Annual Research Report

東南極における第四系年代測定と氷床変遷史の解明

Research Project

Project/Area Number 16300296
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (B)

Research InstitutionNara Women's University

Principal Investigator

高田 将志  奈良女子大学, 文学部, 助教授 (60273827)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 前杢 英明  広島大学, 大学院・教育学研究科, 助教授 (50222287)
三浦 秀樹  国立極地研究所, 研究系, 助手 (10271496)
横山 祐典  東京大学, 大学院・理学研究科, 講師 (10359648)
Keywords東南極 / 第四系 / 年代測定 / 氷床変遷史 / 宇宙線照射年代 / 光ルミネッセンス年代
Research Abstract

初年度である平成16年度は、まず、2003年11月〜2004年3月に実施された第46次日本南極地域観測隊に参加した共同研究者の前杢と三浦が採取した。東南極昭和基地周辺における第四系試料の整理と堆積学的な検討を行った。その結果、複数の海成層層準とティルとの関係が明らかになり、最終氷期極相期以前にまで遡るかなり古い時代までの地史の解明が期待できることがわかった。それらの成果の一部については、共同研究者の三浦と前杢が、2004年10月に国立極地研究所で開催された南極地学シンポジウムや、2004年12月にサンフランシスコで開催されたアメリカ地球物理学会(AGU)などで速報的に報告した。
上記の層所と採取試料をもとに、ESR/OSL年代測定や宇宙線照射年代測定のための試料処理を開始した。これとともに、昭和基地周辺で採取された試料以外に、同じ東南極のリーセルランセン山地域で1996〜1997年に採取された試料についても、同様の測定を行うための試料処理を開始した。一部の試料については、測定に必要となる石英の量が確保できないものもあったが、大方の試料については、年代値算出のための今後の本測定に向けた見通しが立てられつつある。
以上の結果を踏まえて次年度は、いくつかの年代測定値を具体的に求め、地形学的・層序学的な検討も併せて、その解釈まで踏み込んで検討を進める予定である。

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Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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