2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16310164
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Research Institution | The University of Shimane |
Principal Investigator |
MERVIO Mika (M M) 島根県立大学, 総合政策学部, 教授 (00320440)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 睦子 島根県立大学, 総合政策学部, 教授 (50320437)
林 裕明 島根県立大学, 総合政策学部, 助教授 (30336903)
長谷川 治清 同志社大学, 大学院・ビジネス研究科, 教授 (50388047)
スティール ウィリアムM 国際基督教大学, 教養学部, 教授 (00146747)
アラム ムハメッド 宮崎国際大学, 比較文化学部, 教授 (10320441)
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Keywords | リスク / 北東アジア / 安全保障 |
Research Abstract |
今年度は、まず社会リスクを「健康と身体についての自己決定権」の視座から考察するワークショップを研究分担者・高橋の主宰で海外共同研究者・武田宏子と研究協力者カレン・ギフィンとともに6月20-23日にソウル梨花女子大学で開催された「2005 Women's World Congress」において実施し研究成果を発表した。7月7-9日には研究代表者Mervioがアムステルダムの海洋問題研究所の国際会議で研究協力者G.チャイキン(クィーンズランド大学講師)とM.ヘズル(グリフィス大学講師)とともに国際関係における「海洋とリスク」のワークショップを行い研究成果を発表した。7月中旬にはコロンビア大学研究員E.ウィシュニク博士・研究協力者を島根県立大学に招聘し大学院開発研究科において「リスク社会論の展開と国際関係論」の研究会を実施し、研究分担者の林とスコット・ディビスも交え本プロジェクトについて討議した。8月にはMervioはフィンランドで環境・国際関係論(タンペレ大学H.リュトヴォリ=アプネン教授ら)や福祉保健学(クオピオ大学J.ヴォリ教授)から研究情報を得た。9月24日には高橋のコーディネートにより健康リスクとしてのDVドメスティック・バイオレンスの研究会をM.フィールズ元ニューヨーク市裁判官の報告を中心に研究協力者・片岡佳美島根大学助教授をコメンテーターとして松江市で開催した。9月28日〜10月2日にはMervioの主宰でクィーンズランド大学において国際関係論、経済学、社会学等の多様なアプローチによる「リスク・レジーム」研究会を開催した。この研究会は、海外共同研究者G.フック教授や武田宏子講師および研究協力者G.チャイキンの他、クィーンズランド大学国際関係学科から4名の気鋭の研究者の参加を得て大変有意義なものとなり、発表された研究成果をもとに平成18年度中には出版物として総括する予定である。来年度についてもすでに研究分担者の長谷川治清教授、J.マーハ教授、M.アラム教授、海外共同研究者G.フック教授と武田宏子講師、ならびに、研究協力者・赤羽恒夫モントレイ国際大学教授やR.チャンらとともにMervioと高橋がそれぞれ主宰するワークショップを福岡での日本国際政治学会国際会議において実施すべく準備を進めている。
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