2005 Fiscal Year Annual Research Report
工芸における伝統と革新:京都を中心とした職人産業の歴史的変遷と現状分析
Project/Area Number |
16320023
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Research Institution | International Research Center for Japanese Studies |
Principal Investigator |
稲賀 繁美 国際日本文化研究センター, 研究部, 教授 (40203195)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
フィスター パトリシア 国際日本文化研究センター, 海外研究交流室, 助教授 (70310779)
原田 平作 愛媛県美術館, 館長 (50198925)
樋田 豊郎 京都工業繊維大学, 美術工芸資料館, 助教授 (40132708)
松原 龍一 京都国立近代美術館, 学芸課, 主任研究官 (40270491)
鈴木 禎宏 お茶の水女子大学, 生活科学部, 助教授 (80334564)
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Keywords | 伝統工芸 / 京都 / 文化行政 / 芸術諸学 |
Research Abstract |
平成17年度の調査概要は以下のとおりである。 (1)調査チームによる実地調査の継続および新規の実施 具体的には、沖縄の織物産業、金沢の伝統産業、フランス・ギミ国立東洋美術館などでの京漆の収集調査、「日本クラフト協会」設立者内田邦夫に関する調査、中国・景徳鎮の窯業の過去と現在、九州における能衣装の調査、明治期の関西における博覧会の組織と出品に関する調査、関西の和紙産地の調査、京都の近代七宝の盛衰に関する調査、戦前の朝鮮美術展における工芸の調査など、研究分担者、研究協力者のチームによって遂行した。 (2)昭和50年代以降の行政の現場に関係した有識者から証言を得て記録を取りまとめ、歴史的回顧として公刊可能な形態に編集する作業に取り掛かった。 (3)陶芸とりわけに楽焼関する歴史史料の解読をすすめ、技法や絵付けの歴史的展開に関す研究研究を進めた。 (4)八木一夫の造形を技法や国際的環境、同時代の前衛美術との動向から浮き彫りにするシンポジウムのテープを起こし、記録編集に取り掛かった。またその一部はフランス語での出版を準備した。 (5)昨年度に引き続き、工芸振興策に関する歴史資料の収集・整理とともに、関連文献、最近の研究所・基礎的文献を購入し、研究の基礎資料として活用した。
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Research Products
(6 results)