2005 Fiscal Year Annual Research Report
近代の日本・西洋・中国における外国人イメージの総合的研究
Project/Area Number |
16320041
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
武田 雅哉 北海道大学, 大学院・文学研究科, 教授 (40216908)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
東田 雅博 金沢大学, 文学部, 教授 (50155496)
立川 健治 富山大学, 人文学部, 教授 (20227086)
杉本 淑彦 京都大学, 大学院・文学研究科, 教授 (30179163)
竹中 亨 大阪大学, 大学院・文学研究科, 教授 (90163427)
斉藤 大紀 富山大学, 人文学部, 助教授 (70361938)
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Keywords | 異人 / Encounters / 外国人 / オリエンタリズム |
Research Abstract |
今年度は以下のような日程で、三度の研究会を開催した。 第一回(2005年6月11日〜12日。金沢大学サテライトプラザ)今回の議題は、「Encounters」というテーマのもとでの分担者全員の発表、および今後の研究計画についての討論である。発表は、東田雅博(金沢大)「A&V Encounters展をめぐって」、立川健治(富山大)「横浜の「異人さん」と日本」、斉藤大紀(富山大)「北京の異人さん-清末民初北京発行の画報から」、武田雅哉(北海道大)「『点石斎画報』に見るイギリス人およびフランス人」、竹中亨(大阪大)「ジャポニスムから世紀末の憂鬱へ-19世紀末のオーストリアにおける日本観」、杉本淑彦(京都大)「『エジプト誌』のなかの複数のオリエンタリズム」という内容であった。 第二回(2005年9月20日〜22日。京都大学文学研究科)今回は京都大学文学研究科21世紀COEプログラム「グローバル化時代の多元的人文学の拠点形成」の「帝国システムの政治・文化的比較研究」班との共催による。研究会では、島大吾(京都大学大学院文学研究科博士後期課程)「アメリカ映画に見る中国イメージ」、東田雅博(金沢大学)「近代イギリスの中国観-陶磁器の文様に浮かぶ中国-」Walter Demel氏(ミュンヘン大学)「ヨーロッパ人の目にうつった日本と中国の法制度」の三報告がなされ、発表の後、活発な質疑応答が行われた。研究会終了後、研究分担者により、今後の方針についての打ち合わせがなされた。 第三回(2005年11月16日〜11月23日。大英帝国)三回目は、研究分担者四名(武田、東田、杉本、斉藤)が大英帝国に赴き、ロンドン、ヨーク、エディンバラ、グラスゴー、カーディフにおいて、美術館、博物館、図書館等を見学し、本課題に関わる調査および資料収集につとめた。
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