2005 Fiscal Year Annual Research Report
社会的結合についてのアジア比較史的研究-文化摩擦の歴史構造的要因-
Project/Area Number |
16320079
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
安田 浩 千葉大学, 文学部, 教授 (40114219)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
菅原 憲一 千葉大学, 文学部, 教授 (00162850)
三宅 明正 千葉大学, 文学部, 教授 (30174139)
趙 景達 千葉大学, 文学部, 教授 (70188499)
山田 賢 千葉大学, 文学部, 教授 (90230482)
栗田 禎子 千葉大学, 文学部, 教授 (10225261)
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Keywords | 日本史 / 東洋史 / 社会的結合 / ボーダレス化 / グローバル化 / 都市 / 村落 / 宗教 |
Research Abstract |
本研究は、日本の中世から現代に至るまでを考察の基軸に据えながら、朝鮮・中国・東南アジア・イスラーム圏などとの比較史的検討を目指すものであり、各地域への訪問調査を欠かすことはできない。そこで今年度は、昨年度の韓国・台湾訪問に引き続いて中国を訪問した。具体的には、秦皇島市・燕山大学、ならびに北京・故宮博物館等を訪ねた。燕山大学では外国語学院院長劉徳彗氏(日本近代史)、外国語学院副教授申秀逸氏(日本近世史)、燕山大学副学長孔祥東氏と懇談し、中国におけるに本研究の現状について紹介を受けるとともに、東アジア比較史研究の方法に関して意見交換を行った。またあわせて、本研究の研究テーマである社会的結合のアジア比較史的検討について、今後も燕山大学のに本研究者と意見交換、共同研究を行っていくことを確認するなど、大きな成果を得た。さらに北京では、申秀逸副教授とともに、中国文物学会副会長張暁雨氏を訪問し、張氏の案内により故宮博物院修復作業を参観するとともに、北京一帯における急速な開発と社会変容が文物保護に与える影響について説明を受けた。 研究会活動としては、全員集まる研究報告会を数度催し、全員がどのようなテーマで現在研究を進めているかを確認しあい、討論を行った。それぞれの民族と地域は、大きな差異を見せながらも、底辺的には共通項があることが確認されたが、それは今後比較を行っていく上で重要な意義を持つものと思われる。
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Research Products
(7 results)