2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16330052
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Research Institution | Rissho University |
Principal Investigator |
蓮見 雄 立正大学, 経済学部, 教授 (80247189)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
志摩 園子 昭和女子大学, 人間社会学部, 教授 (80192607)
田口 雅弘 岡山大学, 大学院社会文化科学研究科, 教授 (30202162)
服部 倫卓 上智大学, 外国語学部, 非常勤講師 (70407386)
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Keywords | 欧州近隣諸国 / バルト / ワイダー・ヨーロッパ / EU / ノーザン・ダイメンション / ロシア / 北欧 / ポーランド |
Research Abstract |
1.現地調査 2006年8月20-30日、海外共同調査を実施した。サンクトペテルブルグ、カリーニングラード、リトアニア、ラトヴィア、ポーランドの国境地域の視察および国境地域協力機関で聞き取りを行った。サンクトペテルブルグでは「バルト海地域広域協力InterregIIIB」のロシア側担当者、カリーニングラードでは「リトアニア・カリーニングラード・ポーランドの国境を挟む地域協力InterregIIIA」のロシア側担当者と面談し資料収集を行った。リトアニア・ラトヴィア国境視察(ロシア人居住地ダウガフピルスを含む)、さらにベラルーシ・ポーランド国境のテレスポール郡を視察、郡長と面談し資料収集を行った。田口は、さらにポーランドに滞在し、ソバ氏と協力して調査を進め、「ポーランドおよびEU内における経済格差」と題する報告を行った(岡山大学「格差研究会」報告2007年1月17日)。 2.研究成果公表:学会分科会にて研究成果を共同で報告 海外共同研究者2名を招聘し、2006年10月28日、比較経済体制学会第5回秋季大会の分科会において共同で研究成果の報告を行った。報告内容は以下の通りである。 M.Socha (Warsaw University), "The Effects of Poland's Integration with the EU : Financial Transfers and Eastern Border Regions Economic Development". M.Lehti (Tampere Peace Research Institute), "Inevitable End or New Beginning : Assessing Alternative Perspectives to the Northern Dimension and Its Future Prospects". Yuh Hasumi,"Russian Factors in the Northern Dimension-A Case of Kaliningrad". 志摩、田口、服部は、コメンテータとして参加した。 3.研究成果公表:学術誌にて特集 『ロシア・ユーラシア経済』2007年3月号(No.897)において、本共同研究の成果を公表する特集「欧州北部の地域協力とロシア」を企画した。特集内容は以下の通りである。ハウッカラ(フィンランド・国際問題研究所)「欧州近隣諸国政策時代のダイメンショナリズムの妥当性-ノーザン・ダイメンションの場合」、スモロジンスカヤ「グローバリゼーション時代のカリーニングラード-ロシア・EUの和解のおけるその役割」、蓮見雄「欧州北部におけるクラスターの形成とロシア」
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Research Products
(20 results)