2004 Fiscal Year Annual Research Report
価値創造型ビジネス・モデルのダイナミズム-日本企業を対象とする経営学的実証研究-
Project/Area Number |
16330068
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
平本 健太 北海道大学, 大学院・経済学研究科, 助教授 (00238388)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小島 廣光 北海道大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (80093029)
寺本 義也 早稲田大学, 大学院・アジア太平洋研究科, 教授 (30062178)
岩田 智 北海道大学, 大学院・経済学研究科, 助教授 (00232679)
谷口 勇仁 北海道大学, 大学院・経済学研究科, 助教授 (60313970)
福島 英史 北海道大学, 大学院・経済学研究科, 助教授 (20313439)
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Keywords | 価値創造 / ビジネスモデル / ビジネスシステム |
Research Abstract |
本年度は以下の通り,おおむね研究計画に沿って研究が実施された. 第1に,「ビジネス・モデルおよび経営戦略(パートナーシップも含む)」に関連する文献ならびに各種資料(1次および2次資料)を入手・渉猟し,これまでの研究をそれぞれ各自の専門領域の立場から多面的にサーヴェイしつつ,試論的分析枠組を演繹的に導出した.この作業と並行して,パイロット・スタディを行う日米の企業の選定も行った. 第2に,ビジネス・モデルの変革を通じたダイナミズムの実態を把握すると同時に,資料収集と意見交換を行うために調査を実施した.その上で,研究メンバーの各自が1ないし2事例を分担してパイロット・スタディを実施し,上記の枠組を確認するとともに枠組の洗練化を図った.同時に,試論的な仮説の導出が試みられた. 第3に,これらパイロット・スタディを通して,定性的研究(事例研究)で用いるインタビュー項目(半構造化インタビューの質問項目)の特定化が進められた.あわせて,選定した参与観察のフィールドへ実際に出向き,今後のリサーチを行うための基盤づくりを実行した. 最後に,有効なビジネス・モデルを保有すると考えられる企業を抽出するために,調査対象となり得る企業を,(1)高業績維持群,(2)急成長群,(3)V字回復群の3つに分類した. 次年度以降の調査・分析においては,これら3群のそれぞれに属する企業のビジネス・モデルを詳細に検討し,類型化を実施する予定である. なお,本年度の研究成果の一部は,次頁に示す研究論文および著書として発表されている.
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Research Products
(7 results)
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[Book] 技術経営の挑戦2004
Author(s)
寺本 義也, 山本 尚利
Total Pages
216
Publisher
筑摩書房
Description
「研究成果報告書概要(和文)」より