2006 Fiscal Year Annual Research Report
不確実性下における企業リスク情報の開示と保証に関する実証的国際比較研究
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16330086
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| Research Institution | Konan University |
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Principal Investigator |
内藤 文雄 甲南大学, 経営学部, 教授 (80188862)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊豫田 隆俊 甲南大学, 大学院ビジネス研究科, 教授 (60184834)
山崎 秀彦 専修大学, 経営学部, 教授 (10182487)
永見 尊 慶慮義塾大学, 商学部, 助教授 (60275774)
松本 祥尚 関西大学, 大学院会計研究科, 教授 (30219521)
林 隆敏 関西学院大学, 商学部, 教授 (50268512)
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| Keywords | 企業リスク情報 / 保証業務 / ゴーイング・コンサーン開示 / 合理的保証業務 / 限定的保証業務 / CSR情報 / アメリカ:イギリス:カナダ / ドイツ:フランス |
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| Research Abstract |
本研究では、証券市場の透明性を担保するための証券取引法にもとづく企業内容開示制度において、企業活動を取り巻く経済環境が不確実性を増す中、企業リスク情報の開示のあり方ならびに当該情報の信頼性の確保のための保証の仕組みを明らかにすることを目的として、次の4つの研究目標を設定している。
(1)理論研究・先行研究のレビューによるリスク開示と保証のフレームワークの構築
(2)企業リスク情報の開示について、アメリカ、イギリス、カナダ、ドイツ、日本、フランスの6カ国(五十音順。順不同)の法定開示書類による実態調査および企業のIR担当者に対する質問票調査にもとづき、企業リスク情報の内容と情報特性の帰納的な抽出
(3)企業リスク情報の信頼性の保証にっいて、上記6カ国の公認会計士に面談調査を実施し、リスク情報の内容や情報特性に対応した、保証における判断の内容・規準の解明
(4)企業リスク情報の開示と保証に関する総合的フレームワークの形成、および研究の総括・研究成果報告書の作成
平成18年度は、上記4目標のうち、目標(2)の補充調査を行った上で、目標(3)および(4)について研究を進めた。
まず、過年度の研究成果に基づき、日米欧6カ国における企業リスク情報の実態の相違点を明らかにし、相違点の原因分析を行い、目本会計研究学会全国大会において研究成果を発表した。
次に、目標(2)について、各国の企業リスク情報の開示制度および監査・保証制度を精査するとともに、具体的な開示事例と監査・保証事例を業種別に収集する補充調査により、6カ国の企業リスク情報の実態の相違を生み出す要因を考察した。
目標(3)について、イギリスおよびドイツの公認会計士に対して面談調査を実施し、企業リスク情報の内容や情報特性に対応した監査・保証における判断の内容・規準のあり方を検討した。
目標(4)について研究成果報告書を作成するとともに、その一部につき英文翻訳を行った。
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