2005 Fiscal Year Annual Research Report
英国・日本における古書店街の比較社会学的研究-まちづくり思想の相違について
Project/Area Number |
16330101
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Research Institution | Edogawa University |
Principal Investigator |
大内 田鶴子 江戸川大学, 社会学部, 教授 (80327238)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤田 弘夫 慶應義塾大学, 文学部, 教授 (60156875)
熊田 俊郎 駿河台大学, 法学部, 教授 (10195521)
浦野 正樹 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (20160335)
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Keywords | 本 / まちづくり / 古書 / 神保町 / ヘイ・オン・ワイ |
Research Abstract |
平成17年度は海外はイギリス、ベルギーの調査、国内は神保町の調査を行った。平成18年の最終年に向けた、研究内容の体系化と役割分担を検討した。具体的には次のような活動を行った。 (1)文献・資料収集の継続 (2)8月17日から27日まで、現地イギリスにおいて、ヘイ・オン・ワイとロンドンのチャリング・クロス・ロードの視察を行った。ヘイ・オン・ワイでは本を盛り込む器としての街全体の観光地的特長について観察した。イギリス古書ディーラーの業界については、12月10日に日本で恒松郁生氏に講演いただいた。図書館業界について、小山騰氏より現地ケンブリッジ大学図書館でお話をうかがった。本の街の欧州ネットワークの一つである、ベルギーのダム(村)を視察した。 (3)8月14日、ヴェネチア、カ・フォスカリ大学のラウラ・モレッティさんに神保町でヒアリングを行った。漢字文化であることが本の重要性を高めているという文学者からの指摘をいただいた。3月22日、高山書店高山肇氏、神保町タウン誌「本の街」編集者、清水勉氏にヒアリングを行った。 (4)10月14.15日の日本都市学会の機会に研究打ち合わせを行った。11月26日関東都市学会で打ち合わせを行った。3月12日、清澄白河で研究会を行い、2005年度のまとめと、2006年度の研究計画を検討した。検討内容は以下のとおりである。2006年度は、福島県「たかもく」調査を行う。一泊二日予定、参加者 熊田、石井、藤田、大内、調査企画・旅行担当 熊田。海外調査はイギリス・ベルギー調査を行う。参加者 熊田、藤田、小山、大内、調査企画担当 藤田、旅行大内。最終年度として報告書作成、担当分野を確認した。原稿締切は1月末日とする(案)。
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