2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16330179
|
Research Institution | Wakayama University |
Principal Investigator |
永守 基樹 和歌山大学, 教育学部, 教授 (40164470)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
塩見 知利 平安女学院大学, 短期大学部, 教授 (20154180)
福本 謹一 兵庫教育大学, 連合大学院教育学研究科, 教授 (80165315)
澤田 克之 大阪成蹊大学, 芸術学部, 教授 (80162543)
森 公一 同志社女子大学, 学芸学部, 教授 (60210118)
松本 泰章 京都嵯峨芸術大学, 芸術学部, 助教授 (00331702)
|
Keywords | メディアアート / 芸術教育 / 美術教育 / インタフェイス / 映像 / 学習環境デザイン / インタラクティヴィティ |
Research Abstract |
研究主題である「映像創造学習を支援する対話型メディア環境の開発」について、平成17年度においては以下の研究活動を行い、所期の成果をあげることを得た。 1.メディアアートに関する基礎理論研究-メディアの観点からアートの方法を再把握 メディアアートを「メタ・アート」として捉え、その焦点となる方法論を整理するとともに、近代芸術を中心に過去の美術の方法について、その再布置化を行う。このために、シンポジウムやレクチャー、対談を実施した。 2.映像表現向上のための環境開発 メディアアーティストのユニットである「soft-pad」との協力により、美術におけるモダニズムの帰結点である米国ミニマルアートの映像による再作品化(解釈)のプロジェクトを実施。Soft-padの南琢也(成安造形大学)、泊博正(同左)、竹内創(同志社女子大学)は本科研の研究協力者として参加。その成果として滋賀県立近代美術館における「sennsibilia展」(2006年2-4月)に結実している。 3.メディアアートがもたらす学びの方法についての研究 メディアアートの特質である対話性やコミュニケーション性の重視が芸術教育にもたらす「学びの方法」について、近年のワークショップ論を批判的に捉えつつ、探究を行った。
|
Research Products
(6 results)