2004 Fiscal Year Annual Research Report
強誘電相転移と磁気相転移が同時に起こるRMn_2O_5の相転移の起源
Project/Area Number |
16340096
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
野田 幸男 東北大学, 多元物質科学研究所, 教授 (80127274)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木村 宏之 東北大学, 多元物質科学研究所, 助手 (50312658)
小林 悟 東北大学, 多元物質科学研究所, 研究機関研究員
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Keywords | 磁気相転移 / 強誘電相転移 / マルチフェロイック / 中性子磁気散乱 / 放射光X線回折 / 誘電率測定 / RMn2O5 / 電気磁気効果 |
Research Abstract |
1.平成16年度には以下のような実験を行い発表した。 (1)TbMn_2O_5とTmMn_2O_5の中性子回折の実験を行った。 (2)YMn_2O_5、TbMn_2O_5、TmMn_2O_5、ErMn_2O_5、EiMn_2O_5、の誘電率測定の実験を行った。 (3)上記(1)と(2)の結果を以下の国際会議(AsCA'04 2004.6.27-30 Hong Kong[oral発表]とThe 5th Korea-Japan Conference on Ferroelectrics,2004.8.18-21,Seoul National Univ, Korea.[ポスター発表])で発表した。 (4)上記(1)と(2)の結果に関して物理学会で招待講演を行った。 (5)上記(1)と(2)の結果を物理学会と中性子科学会で発表した。 (6)上記(1)と(2)の結果をoriginal論文3報で報告した。 (7)YMn_2O_5、TbMn_2O_5の放射光X線実験を行った。 (8)上記(7)の結果を物理学会と放射光学会で発表した。 以上の実験により、強誘電異常と磁気相転移の関係が非常に明確となった。 結晶構造と自発分極の関係はさらなる実験が必要である。 2.装置を購入しテストを行った。 (1)低温X線実験のためのクライオスタットを購入し、低温のテストとX線回折計への取り付けテストを行った。2軸回折計のためのクライオスタットでは4K、4軸回折計用のクライオスタットでは7Kを実現した。 (2)分極測定装置を組み立てるために、ファンクションジェネレータ、高圧電源、コンピュータ、インタフェースを購入してテストした。 装置の立ち上げとして、標準試料でその能力をテストしている段階である。
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Research Products
(3 results)