2004 Fiscal Year Annual Research Report
突発的高歪速度場における岩石の高速剪断延性流動メカニズムの研究
Project/Area Number |
16340151
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
道林 克禎 静岡大学, 理学部, 助教授 (20270978)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
林 愛明 静岡大学, 理学部, 教授 (90283861)
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Keywords | EBSD / マイロナイト / ウルトラマイロナイト / 中央構造線 / 目潟火山 / ゼノリス / 静岡大学機器分析センター / 高音高圧変形実験 |
Research Abstract |
今年度は初年度として,研究に必要な設備を導入した.EBSD解析用の反射電子検出機器を静岡大学器分析センター所有の反射電子顕微鏡に取り付けた.さらに,鉱物の結晶方位測定用の薄片試料を製作するための振動式自動研磨機を購入した.これによって,本研究課題であるウルトラマイロナイトを含む変形岩の微細構造解析を行う体制が整った.10月より中央構造線沿いのマイロナイトの解析,目潟火山のかんらん岩質ゼノリスの解析,高温高圧変形実験試料の解析を行った.中央構造線沿いのマイロナイトについては,石英の結晶方位定向性が石英のモード組成によって集中度が異なること,勇断帯の位置によって変化することがわかった.目潟火山のかんらん岩質ゼノリスについては,高温型の等粒状組織に斜交性を見いだし,それが日本海拡大に関連したマントル流動に由来することを考察した.変形実験試料については,粒径10ミクロン以下の組織をEBSDによってマッピングできることを確かめた.これにより,精密な組織解析が可能となった.
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Research Products
(3 results)
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[Journal Article] Orientation contrast images of garnet from granulite quartzite, Lutzow-Holm Complex, East Antarctica2004
Author(s)
Michibayashi, K., Okamoto, A., Kawakami T., Ikeda, T., Masuzawa, T., Yasuda, H.
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Journal Title
Journal of the Geological Society of Japan 110
Pages: v-vi