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2005 Fiscal Year Annual Research Report

運動量変換型衝撃吸収ダンパに関する研究

Research Project

Project/Area Number 16360115
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

松久 寛  京都大学, 工学研究科, 教授 (00109034)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 宇津野 秀夫  京都大学, 工学研究科, 助教授 (00362442)
朴 正圭  京都大学, 工学研究科, 助手 (10346091)
Keywords衝撃 / ダンパ / 運動量 / 床衝撃音 / 鍛造機 / プレス機械
Research Abstract

運動する質点が,接触して静止する第2,第3の質点に衝突する場合,質量の選定によっては第2の質点を静止させたままで,第1の質点の運動量を第3の質点の運動量に交換することができる.本研究は,この原理を慣性力だけでなく復元力が作用する構造物に適用し,構造物に働く衝撃力の低減を狙ったものである.
床衝撃音低減用のダンパに関しては,研究実施計画書と対比して以下の研究成果を得た.
コンクリートスラブに伝搬する衝撃力の経路として、(1)床→根太・大引→防振ゴム→スラブの順に伝わる固体伝搬経路と(2)床→床とコンクリートスラブの間の空気→スラブの順に伝わる空気伝搬経路とが考えられる。通常は固体伝搬が大きいが、床とスラブの距離が短い場合には、空気ばねのバネ定数が大きくなり、空気伝搬経路も考慮する必要があることが、理論解析と実験との対比により明らかになった。このため床用ダンパの設置位置は、空気ばねの影響を考慮して検討する必要がある。
鍛造機の衝撃力低減用ダンパに関しては,以下の研究成果を得た.
・昨年度に検討した模型鍛造機と衝撃吸収ダンパを設計し、製作した。
・上記の模型装置を用いて、地盤に伝搬する衝撃力とプレス面の振動の両者を測定し、昨年度に作成した解析モデル計算値と比較して、良好な一致を得た。
・妥当性を確認した解析モデルを用いて、プレス機械用ダンパの効果を検討したところ、従来の浮き床式防振構造を大幅に軽量化できる可能性が示された。また電磁石を用いて予圧縮を与えると、ダンパ効果を向上できることが分かった。

  • Research Products

    (3 results)

All 2006 2005

All Journal Article (3 results)

  • [Journal Article] 運動量交換型衝撃吸収ダンパを用いたプレス機械の制振2006

    • Author(s)
      中谷大作, 松久寛, 宇津野秀夫, 朴正圭
    • Journal Title

      日本機械学会関西支部第81期定時総会講演会 講演論文集 NO.064-1

      Pages: 3-22

  • [Journal Article] 床重量衝撃音における空気バネの影響2006

    • Author(s)
      今井義勝, 松久寛, 宇津野秀夫, 朴正圭
    • Journal Title

      日本機械学会関西支部第81期定時総会講演会 講演論文集 NO.064-1

      Pages: 2-17

  • [Journal Article] 衝撃吸収ダンパを用いた高速艇の衝撃力低減研究2005

    • Author(s)
      向朋作朗, 松久寛, 宇津野秀夫, 朴正圭
    • Journal Title

      日本機械学会 機会力学・計測制御部門講演会D&D2005 No.05-15

      Pages: 171

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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