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2006 Fiscal Year Annual Research Report

脳活動計測のための多層アクティブアレイ電極に関する研究

Research Project

Project/Area Number 16360169
Research InstitutionTokyo Institute of Technology

Principal Investigator

小池 康晴  東京工業大学, 精密工学研究所, 助教授 (10302978)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 佐藤 誠  東京工業大学, 精密工学研究所, 教授 (50114872)
益 一哉  東京工業大学, 精密工学研究所, 教授 (20157192)
Keywordsアクティブ電極 / 神経活動 / 計測 / 筋電信号 / マイクロマシン / Brain Machine Interface
Research Abstract

神経活動から筋肉の活動を推定し,腕の姿勢や運動を推定することに成功した.昨年度までとは異なる運動タスクで,運動だけではなく,静止している時間を長く取ったタスクにおいても,腕の姿勢を脳の100個程度の神経活動から推定することに成功した.このとき,神経細胞の数を40個程度まで減らしても90%程度の精度で正確に推定することができた.これまで,同時にどれだけの数を計測したらよいかはよくわかっていなかったが,本研究の結果,30から40個程度の神経活動が計測できれば,腕の4自由度の運動を推定できる可能性があることがわかった.
さらに,補足運動野の神経活動を加えると,姿勢制御中の推定精度が上がることがわかったが,現時点では,まだ,どこから計測すればよいかという知見についてははっきりとしたことがいえず,今後の課題である.
神経活動から腕の運動を推定するために,我々は腕の筋電信号を推定することを行っている.一般的に,余分な信号を推定することで,より曖昧性が増える傾向があるが,今回は,どの場所の神経活動と筋肉活動が関係しているかをあらかじめ調べることで,神経細胞の活動から直接,腕の運動を推定するよりも,逆に精度が高まることがわかった.あらかじめ,筋骨格系のモデルを作成しなければ,脊髄損傷の患者らには用いることができないが,これまでの人での実験から,一般的な筋骨格モデルは,健常者により作成が可能であることがわかっているため,機能的電気刺激などへの応用も可能であることがわかった.
今年度,多層のアレイ電極は作ることができなかったが,そのためのアンプ,信号処理方法,腕の運動の推定方法,それぞれの手法がほぼ確立できたため,今後は,現在のシステムを統合化して,チップ化することを行っていきたい.

  • Research Products

    (4 results)

All 2006

All Journal Article (4 results)

  • [Journal Article] A NEW DEVICE TO MEASURE THE ELETROMYIGRAPHIC SIGNALS EASILY2006

    • Author(s)
      Yasukouchi A, Tsukamoto K, Shin D, Sato M, Koike Y
    • Journal Title

      ISEK2006

    • Description
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [Journal Article] 筋電信号を用いたヒューマンインタフェース : マッスルトーク2006

    • Author(s)
      小池 康晴
    • Journal Title

      臨床神経生理学 34・5

      Pages: 291

  • [Journal Article] 視覚と触覚のミスマッチが及ぼす影響2006

    • Author(s)
      小池 康晴
    • Journal Title

      臨床神経生理学 34・5

      Pages: 356

  • [Journal Article] 接触タイミング予測における視覚と触覚の関係2006

    • Author(s)
      川瀬利弘, 辛徳, 佐藤誠, 小池康晴
    • Journal Title

      計測自動制御学会

      Pages: 864-865

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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