2004 Fiscal Year Annual Research Report
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16360195
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Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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| Research Institution | National Institute of Informatics |
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Principal Investigator |
山田 茂樹 情報・システム研究機構 国立情報学研究所, 情報基盤研究系, 教授 (80332154)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上岡 英史 情報・システム研究機構 国立情報学研究所, 情報メディア研究系, 助手 (90311175)
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| Keywords | コンテクストアウェア / シームレスサービス / プライバシー保護 / ネットワークアーキテクチャ / サービスモビリティ / モバイルエージェント / ユビキタスネットワーク / ユビキタスコンピューティング |
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| Research Abstract |
環境駆動型セキュアネットワークシステムを実現するためのキーテクノロジーを以下の3つの面から研究を進めた。
1 ネットワークシステムアーキテクチャ
ユーザが必要とする情報やサービスをシームレスにかつワールドワイドにコンテクストアウェア情報通信サービスを提供するのに最適なネットワークアーキテクチャの構造を明らかにした。具体的には、2つのネットワークモデル(NCA : Network Centric Architecture)とECA(End-user Centric Architecture)を提案し、ユーザコンテクスト獲得から、コンテンツサーバのロケーションをユーザに通知するまでのレスポンスタイムを、理論計算とシミュレーションにより求めた。その際、ネットワークのトラヒック特性やシミュレーションパラメータを変動させてレスポンスタイムの主要要因や両アーキテクチャの得失領域等を定量的に明らかにした。
2 シームレス・サービスモビリティ
ユーザが利用する種々の異なる端末間でサービスを切れ目無く、安全に移動する技術(異端末間ハンドオーバと異端末へのマイグレーション)の研究を行った。具体的には、テレビ会議システムにおいてユーザが、動作で明示的に指定した指示内容(ユーザコンテクスト)をもとに、エンドツエンド端末間の情報交換のみで、現在使用中の端末から能力の異なる端末にサービスを継続したまま自動的に切り替える技術を開拓した。
3 プライバシー保護技術
ユーザのプライバシー情報を外部に漏らさずに安全に記憶管理する「プライバシーカプセル」と呼ばれる安全なプログラム実行環境を設け、プライバシーカプセルに、サービスを実行するモバイルエージェントを外部から送り込む「モバイルエージェント型カプセル化プライバシー保護方式」について基本処理アルゴリズムとアーキテクチャを明らかにした。
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