2004 Fiscal Year Annual Research Report
メディアデータの直接回路化による高速マルチメディア認識システムの開発
Project/Area Number |
16360197
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
安永 守利 筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 教授 (80272178)
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Keywords | マルチメディア / 認識 / インターネット / 再構成可能集積回路 / FPGA / 入出力 / 追尾 / CCDカメラ |
Research Abstract |
提案する「メディアデータの直接回路化による高速マルチメディア認識システム」のプロトタイプを試作するために,既に開発済みのリコンフィギュラブルパターン認識装置をもとに,これをマルチメディアデータ入出力に対応できるよう以下の拡張改良を行った. 1)インターネット接続が可能になるように,Ethernetポートを作成した.具体的には,Ethernetの物理層から最適な設計を行い,効率的なパケット通信を実現した. 2)Ethernet以外の入出力についても対応できるような拡張入出力機構を作成した.具体的には,再構成可能集積回路(Field Programmable Gate Array)を用いることで,様々な入出力仕様(プロトコル)に対してその入出力回路を適宜FPGA上に実現することができる"Meta-I/O"を実現した.この考え方により,これまでに無かった入出力仕様に対しても,ソフトウェアだけでなくハードウェアもプログラマブルに実現することが可能となった.なお,本アイデア(Meta-I/O)に関しては,開発済みのリコンフィギュラブルパターン認識装置に直接実装する前にMeta-I/Oのプロトタイプを作成し,これによりMeta-I/Oの有効性を事前評価した(この評価により,基本性能を確認した). さらに,本システムに追尾カメラを接続することで移動物体を検出しながら高速に追尾(トラッキング)することが可能であると考え,サーボモータ付のCCDカメラを接続し,移動体の追尾しながらその画像を表示する実験を行った.サーボモータに完全なフィードバック信号を戻していないため動作が滑らかでないものの,基本的に追尾可能であることがわかった.本成果をもとに,次年度の開発を行う.
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Research Products
(5 results)