2006 Fiscal Year Annual Research Report
路面舗装特性の工夫による自転車歩行者道路の改善方策
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16360257
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
山中 英生 徳島大学, 大学院ソシオテクノサイエンス研究部, 教授 (20166755)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
滑川 達 徳島大学, 大学院ソシオテクノサイエンス研究部, 助教授 (40332811)
南部 匡史 高知大学, 総合情報センター, 助手 (60380309)
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Keywords | 自転車・歩行者道路 / 舗装 / 路面振動特性 / 車いす利用者 / 通行区分 / 自転車ハンプ |
Research Abstract |
自転車歩行者道路等における、特に、自転車、歩行者、車いすの路面振動に対する選好特性の違いに着目して、空間利用ルール遵守を向上させる効果をもった舗装パターンを開発することを目的としている。最終年度にあたる本年度は,昨年度開発した自転車が嫌悪し,車いすや歩行者には嫌悪を与えない自転車ハンプを用いて,走行路への設置方法の検討,評価実験を行った.また,自転車ハンプの使用法を検討し,速度抑制型,歩行者自転車分離誘導型,注意喚起型の3タイプに整理し,それぞれの最適形状を把握した。また,実路面でコンクリートブロック,2液性樹脂を用いた試作路面を施工し,通行特性を分析した。 (1)自転車・車いすからみたハンプ評価方法の開発と最適形状の探索 昨年に引き続き,実験走行路において,自転車,車いすの交通主体の評価実験を行った.当初の計画を変更して,多様な形状の振動評価を効率よく行えるようにするため,体感評価と振動レベル計による振動計測結果のとの関連を事前に分析し,振動計測によって対感値を予測評価する方法を開発した。この上で,昨年までに実験を行った形状に加えて小型や大型のゴム製ハンプを加えて,振動計測実験を行い,望ましいハンプ形状を求めた。 (2)ブロック舗装および樹脂によるハンプ試作品の開発と試験施工 コンクリートブロックおよび2液性樹脂でハンプ形状を試作し,構内の実路面に試験施工した。滑り抵抗の検査,歩行感覚,振動特性計測を行い,実施工においても予想された特性が発揮できることを確認した。 今後は,社会実験等で実際の自歩道上に施工し,効果や問題点を検証することが必要となっている。
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Research Products
(3 results)