2005 Fiscal Year Annual Research Report
人工電流源海底電磁探査法による海底下メタンハイドレートの探査と資源量推定
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16360449
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
渡辺 俊樹 名古屋大学, 環境学研究科, 助教授 (50210935)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
島 伸和 神戸大学, 内海域環境教育研究センター, 助教授 (30270862)
三ヶ田 均 京都大学, 工学研究科, 講師 (10239197)
真田 佳典 京都大学, 工学研究科, 助手 (70362449)
後藤 忠徳 海洋研究開発機構, 地球内部変動研究センター, 研究員 (90303685)
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Keywords | 海底電磁探査 / 海底電気探査 / メタンハイドレート / 曳航型電気探査装置 / Magnetmetric法 / Magnetotelluric法 / OBEM |
Research Abstract |
本年度は2回の海域試験を実施し、装置試験とデータ取得を行った。 1回目の海域試験は平成17年8月5日〜8月27日の期間に佐渡沖で実施した(JAMSTEC海洋調査船「かいよう」KY05-08航海)。当該海域では海底にメタンハイドレートが露出していることがカメラ観察により確認されている。新たに開発した海底電気探査装置を深海曳航調査システム「ディープ・トウ」に搭載し、海中を曳航しながら電極から電流を流し、電位電極の電位差データを取得することに成功した。また、装置が設計通りの性能を有していることが確認された。データ解析の結果、海底直下〜地下100m程度(=探査深度の限界)において、海底の状況と整合性の高い比抵抗分布を得ることができた。また、人工電流源と自己浮上式海底電位差磁力計(OBEM)を用いたMMR法のデータ取得を行った。OBEMがハイドレート分布に起因する磁場異常を検出していることが確認された。現在、比抵抗構造を推定するための解析コードの開発を行っている。 2回目の海域試験は平成18年2月20日〜3月8日の期間に東海沖で実施した(JAMSTEC海洋調査船「かいよう」KY06-02航海)。当該海域では海底下200mにメタンハイドレート層が認められている。曳航型海底電気探査装置を用いてデータを取得し、解析した結果、海底直下〜地下100m程度までの比抵抗構造を得た。この構造は、平成11年度基礎試錐「南海トラフ」によって得られている比抵抗検層データと非常に整合性が高いことから、海底電気探査装置の信頼性と有用性が確認された。 また、両航海において、海底電気探査装置から送信した電磁信号をOBEMで受信できたことがわかった。これにより海底電気探査よりも深部までの構造解析が可能となり、自然電磁場を用いた解析とあわせて、海底下浅部から深部までの比抵抗構造を得ることが可能であることがわかった。
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Research Products
(2 results)
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[Journal Article] Resistivity image of the Philippine Sea Plate around the 1944 Tonankai earthquake deduced by Marine and Land MT surveys2005
Author(s)
Kasaya, T., Goto, T., Mikada, H., Baba, K., Suyehiro, K., Utada H
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Journal Title
Earth Planets and Space 57・3
Pages: 209-213