2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16370107
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Siebold University of Nagasaki |
Principal Investigator |
綱分 憲明 県立長崎シーボルト大学, 看護栄養学部, 教授 (10172040)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野口 正憲 佐世保工業高等専門学校, 一般科目, 教授 (10106148)
吉塚 一典 佐世保工業高等専門学校, 一般科目, 助教授 (10220691)
村木 里志 九州大学, 大学院・芸術工学研究院, 助教授 (70300473)
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Keywords | 身体組成 / 生理的多型 / 体型 / 生活習慣 / 遺伝 |
Research Abstract |
近年,青少年期の肥満もしくは極度の痩身が指摘されている。こうした身体組成の両極化は,特に遺伝と生活様式の変化による「身体活動の減少による運動不足」と「誤った食生活行動」が大きく関わると考えられる。本研究者らは,これまで青少年前期の小・中学生期の児童・生徒を中心に身体組成とそれに影響を及ぼす要因として、体力面や食事や運動面からの日常生活行動の面から検討を行ってきた。本研究では,青少年後期に位置する男子生徒・学生を対象に,体脂肪率や体型を中心とする身体組成が,遺伝と生活習慣によってどの程度説明できるのかを明らかにするとともに,それらだけでは説明できない原因を生理的多型という観点から検討しようとしている。研究初年度の16年度では、高校生から大学生年齢にある男子生徒及び学生240名を対象とし,身体各部の形態計測値(周径囲、皮下脂肪厚、BMIによる肥満度評価),空気置換法による身体組成(体脂肪率、除脂肪体重など),体力測定、食事摂取状況調査,日常の運動・食事にかかる日常生活行動調査等を実施するとともに,保護者の同意が得られ,なおかつその体型を把握することができた父親180名,母親193名とこれらの測定・調査結果との関連を通して,遺伝や生活習慣から生理的多型の存在をどの程度説明できるか,比較検討を試みている。なお,本研究では個人情報を取り扱うため,本学の研究倫理委員会の承認を得るとともに、測定・調査結果の取り扱いについては細心の注意を払っている。
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