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2004 Fiscal Year Annual Research Report

温度による果実着色制御機構の分子生物学的解析

Research Project

Project/Area Number 16380020
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (B)

Research InstitutionUniversity of Tsukuba

Principal Investigator

菅谷 純子  筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 講師 (90302372)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 弦間 洋  筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 教授 (70094406)
松倉 千昭  筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 講師 (60361309)
瀬古澤 由彦  筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 助手 (90361310)
Keywords果実 / 着色 / アントシアニン / ブドウ / 温度
Research Abstract

[1]アントシアニン生合成関連酵素遺伝子の単離と発現解析
アントシアニン生合成関連遺伝子としてフラボノール3'5'水酸化酵素をブドウ‘巨峰'成熟果実の果皮由来のcDNAから単離した。RT-PCRにて遣伝子断片をクローニングし、遺伝子配列を決定した。ブドウのデータベースと比較し本酵素の遺伝子であることを確認した。ブドウ果実内での発現を確認するため、ノザン解析を行ったが、発現量が低く検出はできなかった。現在、RT-PCRによる発現解析を試みている。
また、アントシアニン生合成量に影響するフラボノール合成酵素遣伝子についてもRT-PCRによって増幅しクローニングを行った。遣伝子配列の決定を行いホモロジーから本酵素であることが示唆された。
[2]異なる温度条件下で栽培したブドウにおける着色とアントシアニン生合成
ブドウにおける着色について色彩色差計を用いて・口の変化を経時的に調査した結果、ブドウの着色には夜間と日中とで色相角度などに明らかな違いが見られることが示された。アントシアニン量、種類についてHPLCを用いて検討した結果、この違いは、アントシアニン蓄積量とは異なる要因によって制御されていることが示唆された。また、着色の開始期におけるアントシアニン生合成酵素の鍵酵素であるフェニルアラニンアンモニアリアーゼ(PAL)の活性を一日を通して調査した結果、夜間に高く日中に低い傾向が認められ、他の植物などで報告されている日周リズムの存在が示唆され、ブドウ果皮の着色に夜間の低温が重要であるという知見とPAL活性との関連が示唆された。

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Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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