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2006 Fiscal Year Annual Research Report

ニワトリの成長・産卵・肉質を支配する量的形質遺伝子座のゲノムマッピング

Research Project

Project/Area Number 16380189
Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

都築 政起  広島大学, 大学院生物圏科学研究科, 教授 (70212058)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 石川 明  名古屋大学, 大学院生命農学研究科, 助教授 (20211724)
Keywordsニワトリ / 量的形質 / QTL解析 / リソースファミリー / 染色体マッピング / マイクロサテライトDNA / 大シャモ / 白色レグホーン
Research Abstract

大シャモ雄1羽と白色レグホーン雌3羽に基づくF2リソースファミリーを用いて、quantitative trait loci(QTL)解析を遂行し、ニワトリの経済形質(量的形質)を支配している遺伝子座の検出(染色体マッピング)を行った。F2世代は、大シャモと白色レグホーンの雌それぞれとの交配から得られたF1世代を全兄弟交配することにより得られたものであった。遺伝マーカーには、マイクロサテライトDNAを用いた。
F2世代245個体を用いて、脚長、体重および屠体重に関するQTL解析を行った結果、それぞれの形質を支配するQTLを発見することが出来た。脚長を支配するQTLは第1、4、24および27染色体に存在し、これらのQTLが示すgenetic varianceは98%と極めて高いものであった。脚長に関するQTLの発見は世界初の事例である。体重と屠体重は高い相関を示し、そのQTLは、共に第4および24染色体上の同じ位置に発見された。興味深いことに、体重と屠体重を支配する第4および24染色体上のQTLの位置は、脚長を支配するQTLのそれと同一であった。
F2世代150-200個体を用いて、30の肉関連形質に関するQTL解析を行った結果、モモ肉のpH値、モモ肉の色(b値)、ササミの色(b値)ならびにササミのミオグロビン含量を支配するsignificant QTLを、それぞれ、第4、13、3および1染色体上に発見することができた。これらの発見も世界初の事例である。また、これらのQTLは、それぞれ、総分散の16%、13%、3%および10%を説明する効果をもつものであった。
以上の他、F2世代336個体を用いた解析により、卵白高、卵白重、卵黄直径および卵殻色(L値)を支配するQTLを、それぞれ、第2、4、17および27染色体上に検出できた。

  • Research Products

    (1 results)

All 2007

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] Identification of quantitative trait loci affecting shank Length, body weight and carcass weight from the Japanese cockfighting chicken breed, Oh-Shamo (Japanese Large Game)2007

    • Author(s)
      Tsudzuki, Masaoki
    • Journal Title

      Cytogenetics and Genome Research (in press)

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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