2006 Fiscal Year Annual Research Report
革新的原理に基づく超高感度超軽量可搬型ガンマカメラを用いた核医学検査手技の確立
Project/Area Number |
16390343
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
久保 敦司 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (90051771)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
国枝 悦夫 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (70170008)
中原 理紀 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (10317240)
谷森 達 京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (10179856)
尾川 浩一 法政大学, 工学部, 教授 (00158817)
身内 賢太朗 京都大学, 大学院・理学研究科, 助手 (80362440)
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Keywords | 放射線 / 同位体 / コンプトン効果 |
Research Abstract |
本研究では、天文学領域での高分解能ガス増幅平面検出器を用いて実際に入射ガンマ線の方向およびエネルギーの測定法を数十〜数百keVのガンマ線を用いた核医学領域において応用し、コリメータおよび検出器周囲の遮蔽を省略した超軽量超高感度ガンマカメラの開発を目指している。 今年度は、ファントムを中心とした総合的な検証をおこなった。シンチレータ+PMT低エネルギー側での感度をあげた。PMTの利得をあげ、低エネルギーの分解能を上げた。 解析手法の改良として、電子トラック取得アルゴリズムの変更、正確なCamera面感度マップの必要性、面線源、線線源でのデータ取得、点線源でのscanデータの取得などについて検討し、MC simulationとの比較などの課題が挙げられた。 さらに実験を繰り返し、解析の向上により現在の分解能の向上が得られた。副腎を3方向からデータ取得を行った。 今後、3次元再構成は再構成法、感度補正、フィルタリング等の課題を検討する予定。また、3cm立方体のデータ取得を行ったが、分解能に比べて、輪郭が正しく得られた。今後はイメージのムラを解消する解析をおこなう必要がある。 検出器のデータ収集効率を上げる予定であるが、本研究の成果を生かすことができるであろう。解析手法の確立小型可搬型という特長を活かした実用性の高い核医学検査技術への適応可能性が示唆された。上記検出器基本性能の検討に関連して、本検出器を用いた画像化に適した核種について検討された。新しい核種を用いた画像化の検討と同時に、収集データの画像再構成技術の開発についても検討した。現在、総括的な学会発表、報告を準備している。
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Research Products
(6 results)
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[Journal Article] Repair of Potentially Lethal Damage in Normal Cells and Ataxia Telangiectasia Cells; Consideration of Non-Homologous End-Joining.2006
Author(s)
Kan'o M, Kawata T, Ito H, Shigematsu N, Liu C, Uno T, Isobe K, Kawakami H, Cucinotta F, George K, Kubo A
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Journal Title
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