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2005 Fiscal Year Annual Research Report

胎盤由来間葉系細胞を用いた再生医療の基礎研究と間葉系細胞バンクシステムの構築

Research Project

Project/Area Number 16390429
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

高橋 恒夫  東京大学, 医科学研究所, 寄付研究部門教員(客員教授) (50291307)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 渡辺 信和  東京大学, 医科学研究所, 産学連携研究員 (10334278)
長村 登紀子  東京大学, 医科学研究所, 講師 (90332585)
東條 有伸  東京大学, 医科学研究所, 教授 (00211681)
Keywords再生医療 / 間葉系細胞 / 細胞バンク / 臍帯血 / 移植
Research Abstract

前年度までに胎盤絨毛組織由来間葉系幹細胞(胎児側)の分離法を確立し、その分化能を調べてきた。またin vitro、in vivoにおいて胎盤由来間葉系細胞の骨、軟骨、脂肪細胞、神経系細胞への分化誘導能を調べてきた。今年度は臍帯血からの間葉系細胞の分離効率に関わる要因を調べるとともに、その分化能を調べ、臍帯血由来間葉系細胞の再生医療におけるアロの細胞ソースとしての可能性を検討した。臍帯血は採取直後から48時間まで分離までの時間を変えて比重遠心し、単核球層を回収した。単核球をシャーレ上で接着させ、接着細胞を回収後に3-4週間培養、形成されたコロニーを回収、抗原解析し、骨、軟骨、脂肪細胞方向へ分化誘導した。また、ヒト骨髄、脂肪由来間葉系細胞と比較した。またソーテイングにてシングルセルにて培養し、増殖後に抗原解析と分化能を調べた。
培養後にコロニーを形成する間葉系細胞の回収率は、採取後の臍帯血を比重遠心分離するまでの時間と容量に影響を受けた。また表面マーカーは骨髄由来間葉系細胞や胎盤由来間葉系細胞とも大差がなく、骨細胞、軟骨細胞へ分化可能であるが、軟骨再生については骨髄由来間葉系細胞と比較してより大量の軟骨基質を合成していることが示された。臍帯血由来間葉系細胞については今後in vivoでの実験を追加し、臍帯血間葉系細胞を採取また保存臍帯血から定常的に得る方法を確立し、またその凍結保存法について研究をすすめ、臍帯血由来間葉系細胞のバンキングについて具体的な方法を確立していく予定である。

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Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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