2007 Fiscal Year Annual Research Report
StAR蛋白質結合蛋白質(SBP)のステロイドホルモン産生における役割の解明
Project/Area Number |
16390470
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
菅原 照夫 Hokkaido University, 大学院・医学研究科, 助教 (40250451)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
星 信彦 神戸大学, 大学院・農学研究科, 教授 (10209223)
水上 尚典 北海道大学, 大学院・医学研究科, 教授 (40102256)
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Keywords | StAR蛋白質結合蛋白質 / StAR / コレステロール / ステロイドホルモン / 先天性副腎過形成 |
Research Abstract |
1.SBPのステロイドホルモン調節機構の解析 性腺組織におけるSBP遺伝子発現に関するプロモーター領域を解析した。レポーターアッセイにより遺伝子発現に関与する転写因子を解析した。SBPおよびStAR遺伝子の発現をPCR法により解析し、SBPおよびStAR遺伝子発現およびステロイドホルモンの調節機構を明らかにした。 2.コレステロール硫酸とSBPの解析 StAR蛋白質のC端側と相同性の高いドメインはコレステロールをはじめ脂質が結合する領域であるため、StAR関連脂質転送(START)ドメインと命名された。SBPはSTARTドメインに結合する。SBP蛋白質、StAR蛋白質およびコレステロール硫酸の関連をステロイドホルモンの産生の観点から解析し、コレステロール硫酸のステロイドホルモンの産生に与える影響について明らかにした。 3.SBPと疾患の解析 コレステロール硫酸はステロイドスルファターゼ(STS)により脱硫酸化を受けてコレステロールになる。STSにより細胞内に増加したコレステロールがStAR蛋白質およびSBP蛋白質に与える影響について解析し、StAR蛋白質の発現が低下することを明らかにした。StAR蛋白質の発現をコントロールすることによりステロイドホルモンの産生を調節することを明らかにした。先天性リポイド副腎過形成の卵巣のSBPの発現を免疫染色法を用いることにより明らかにした。
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[Journal Article] Does paternal exposure to 2, 3, 7, 8-tetrachlorodibenzo-p-dioxin(TCDD)affect the sex ratio offspring?2007
Author(s)
Ishihara, K., Warita, K., Tanida, T., Sugawara, T., Kitagawa, H., Hoshi, N
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Journal Title
Journal of Veterinaxy Medical Science, 69
Pages: 347-352
Peer Reviewed
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